”コウタイ”は普段の生活の中で良く使う言葉なんだけど、
漢字にする時に迷ってしまう。。。
ん?どっちだっけ?と。
うんうん。
あるある。
というわけで、ここでは「交替」と「交代」の違いについて説明していきます。
最初に言っておきますが、
実はこの二つ、明確な違いを説明するには少々ややこしい言葉なのです。
使い方の例も紹介していきますね。
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交替と交代の共通点と違い
まずは、両方に共通する意味としては、
- 互いに入れ替わる事
- その対象を入れ替える事
では、それぞれの意味はどうでしょうか?
『交代』はどのように使われるのか
- 役職や役目などが一回限りで代わる時に使われる
- 入れ代わって引き継ぐ場合に使用する
- 何かの理由、事情によって変わる事
- 突発また臨機応変に使用される
『交替』はどのように使われるのか
- 代わりあって行う事が繰り返される時に使われる(かわりばんこ/かわるがわる)
- 事前の定め、事情によって変わる事
- 予定や予想的な状況に使用される
と説明したものの、まだまだわかり辛いですよね。
それでは、もう少し例文を見ていきましょう。
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交代とはどんな時に使う?例文を紹介
- ピッチャーの交代が告げられた
- 主役の交代が決まった
- 今年度で役員が交代する
- 会社の世代交代が始まる
こちらは一度変わると、その後もとに戻るという事がありません。
A⇒Bへ代わった後にB⇒Aという事がないという事ですので、一方的なイメージですね。
交替とはどんな時に使う?例文を紹介
- この職場は交替で勤務する
- 次の回で選手が交替する
- 交替で見張りをする
- 掃除当番は交替で行うべきだ
- 昼夜交替制の職場だ
こちらは、一度変わってもまた元に戻る事があります。
まさに『かわるがわる』であり、A⇔Bの形が当てはまります。
これで、なんとなく理解して頂けたのではないでしょうか?
まとめ
どの辞書にも、どちらも同じ意味を持ち、用法・用例ともに同じである事が記載されています。
それぞれに大きな違いはなく、厳密なルールはないのですが、
新聞の用語・用語集では『交代』が使われます。
しかし同じ意味を持っていたとしても、ビジネスや大切な文章の場合は出来る限り、正しく当てはまる漢字を使いたいものですよね。
そんな時は
- 対象が何なのか
- その対象はどのようにコウタイするのか
- そのあとはどうなるのか
という事を前後の文を踏まえて考える事で、当てはまる漢字が分かります。
ややこしいですが、たくさんの例文を見たり書いたりする事で、すんなり漢字に変換できるようになりますよ♪
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