毎年寒くなると話題に上る「生姜湯」。
この生姜湯、身体が温まるとか、のどに良いなどの効果から注目され、いろいろな世代の方にも好まれ選ばれていますね。
生姜は昔から薬としても使われてきたくらい、薬効効果もあることは広く知られています。
実際、私も「ちょっと風邪気味かな?」と思った時に、いつも市販のものを購入して飲みます。
が、
生姜湯ってホントに風邪に効果があるのでしょうか?
イエイエ、決して疑っているわけではございませんが、念のためにちゃんと知っておきたいだけです!(←やっぱり疑ってる・・)
というわけで、納得いくまで調べてみました。
果たして、生姜湯は本当に風邪に効果があるのでしょうか?
喉の痛みや咳への効果はどうなのか、また効果的に飲むタイミングがあるのかどうかなども併せて紹介していきますね。
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生姜湯の効果!風邪にどう効く?どう良いの?
「喉が痛い、悪寒がする」など、いわゆる風邪の初期症状に「生姜湯を飲むと良い」なんてこと聞いたことありませんか?
生姜湯とは、生姜をすりおろして、お湯に溶いていただくホットドリンクのこと。
ハチミツや黒糖を入れていただくのも甘くて美味しいですよね♪
で、それは本当に効果があるの?というのが最も知りたいところ。
調査の結果・・・
[su_note note_color=”#f8e0ad” text_color=”#000000″ radius=”5″]この生姜の摂り方は、風邪の初期、または風邪をひいている時に、とても適した摂り方だったのです![/su_note]
生姜湯はなぜ風邪に効果がある?その理由は?
生姜には、ジンゲロールという辛み成分が含まれています。
ジンゲロールには、末端部分の血管を拡張する効果があるため、手足の血行を良くしてくれます。
その反面、血管が拡張することで発汗を伴って、体から余計な熱を出し、さらには免疫細胞である白血球を増やし、風邪のウイルスなどを倒してくれる殺菌作用もあるため、風邪のひき始めや熱がある時にはとても効果があると言われています。
ただ、末端が冷える場合には効果的ですが、身体が芯から冷えるような時には逆効果なので注意が必要です。
(※身体が芯から冷える場合どうするかについては、以下で紹介しています。)
そしてジンゲロールは、熱を加えたり乾燥させたりすることにより、一部辛みの増したショウガオールという成分に変わります。
このショウガオールは、胃腸の壁を直接刺激して血流を高めることから、身体の内側から温めてくれます。
身体の芯から冷えている時は、こちらの方がオススメと言えるでしょう。
ショウガオールには他にも抗炎症作用、脂肪・糖の代謝を促進する効果があります。
以下にもう少し具体的に説明しますね。
[su_box title=”ジンゲロール” box_color=”#f5a1e1″ title_color=”#000000″ radius=”1″]
殺菌効果、解熱効果、末端部分の血流促進効果がある。
いわゆる生の生姜に含まれ、空気に触れると効果が減少し始めるので、食べる(飲む)直前にすりおろし、熱を加えない。
刺身の生姜も、この殺菌効果を期待するものです。 [/su_box]
[su_box title=”ショウガオール” box_color=”#f5a1e1″ title_color=”#000000″ radius=”1″]
体の内側から温める効果がある。
代謝を高めダイエット効果なども期待できる。
冷え性にも効果的。
100度以下の熱を加え乾燥させる。
一度蒸して乾燥させた乾姜(かんきょう)や、そのまま乾燥させた乾生姜に含まれます。
粉末状など市販品もよく見られます。
この【温効生姜】は普通の生ショウガの375倍のショウガオールが含まれているんですって! [/su_box]
これらの事から、風邪のひき始めや熱がある時には、熱すぎないお湯に、すりおろしたばかりの生姜を入れて作った生姜湯を飲むこと。
それにより、ジンゲロールの殺菌効果、解熱効果から風邪の諸症状の緩和と予防が期待できると言えるのですね。
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生姜湯の効果!喉の痛みや咳に効く?
風邪の原因はほとんどの場合、喉を通って入って来ます。
生姜には、喉の痛みを抑える効果があり、免疫力を高める効果があるので、生姜湯をのどに通すということは、予防効果もあると言えるでしょう。
生姜湯に殺菌作用のあるハチミツを加えて飲むことで、より殺菌効果が高まり、さらには甘味もプラスされて飲みやすくなります♪
のどが痛い時にはハチミツ入りが特にお勧めです。
最近は、はちみつの中でもマヌカハニーなど殺菌効果の高いものもありますので、こちらもぜひお試しください。
【楽天市場↓】
生姜は、大昔から「せき止めの妙薬(みょうやく)」と言われるほどで、生姜の皮をむき、蒸して乾燥した「乾姜(かんきょう)」には、せき止めや痰切りの効果があります。
もしせき止め効果を期待するのなら、生の生姜をすりおろした生姜湯ではなく、乾姜のように熱を加え干した生姜を使う方が効果的と言えます。
上で紹介した成分「ショウガオール」を利用するのが効果的だということですね。
このように、症状で使う生姜を使い分けるとより高い効果を望めます。
乾姜(かんきょう)の簡単な作り方
[su_note note_color=”#f8f2ad” text_color=”#000000″ radius=”5″]
- 生の生姜をきれいに洗う
- ぬれたままラップに包み電子レンジの500wで3~4分加熱する。 (この際焦げるような加熱し過ぎにご用心!100度以下であることが大切です。)
- 冷えたら薄くスライスし、天日干しで2、3日。
- 乾いたらミキサーやミルなどで粉末にしておくと便利です。
※100℃以上になると、ショウガオールが壊れてしまい、効果が得られなくなります。 [/su_note]
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生姜湯を効果的に飲むタイミングは?
生姜湯には、風邪に対するいろいろな効果があることが分かりましたね。
でも、より良い効果を得るために、より良いタイミングで摂りたいですよね。
では、どのようなタイミングがより効果的なのでしょうか?
以下にまとめました。
[su_note note_color=”#ade3f8″ text_color=”#000000″ radius=”1″]
- 風邪のひき始め : 免疫力を高めてくれるので、予防にもなり解熱効果もある。
- 朝 : 朝に体温を温めると一日の体温が上がりやすい。
- 外から帰って来た時 : 冷えた体を早く温め、のどの殺菌にもなるめ。
- 寝る前 : 体がポカポカして眠りにつきやすいため。[/su_note]
その他、風邪以外にも生姜湯にはありがたい効果がたくさんあります。
例えば、
- コレステロールの低下
- めまい改善
- 痛みを和らげる
- 腹痛や吐き気を和らげる
- うつの抑制
などなど。
使う生姜や飲むタイミングなども色々と変えながら、日常的に摂取していっても良いですね。
ですが、生姜の成分ジンゲロールは刺激が強いので、胃腸の弱い方は体と相談しながら摂取量に気を付けてくださいね。
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