先日、友人のお宅に伺った時にふと神棚に目が行き、そして気になりました。
神棚の扉が開いている!!
ウチの神棚の扉は年中閉まっている。
なんとなく聞きづらかったので、帰って色々調べてみて、さらに混乱。
「開けておくべき!」という意見と「閉めておくべき!」という意見が混在!
家族の間でも意見のすれ違いが起きている場合も少なくないとか。
果たして神棚の扉は開けておくべきなのか?閉めておくべきなのか?
それとも正月などの時期などによって開閉するのか?
誰もが納得できるよう、さまざまな角度から調べてまとめてみました!
さらにもう一つ気になっていた「お神酒の蓋」の開閉についても調査。
こちらも併せて解説しますね。
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神棚の扉はいつも開けておくもの?閉めておくもの?
まず気になるのが、結論として神棚の扉は普段開けておくのか閉めておくのか。
結局どっちなの?ってことですよね。
その答えとして、実は
必ずこうでなければならない!というものはありません。
となると、な~んだ・・結局は謎のまま?
と思ってしまいますが、実はそうではなく、
最も多い意見として神棚の扉は「閉めておくべきである」と言われています。
ではなぜ閉めておくべきなのか、理由とともに解説していきます。
軽々しく見せるものではないから
理由として最も多く知られているのが、ご神体やご神札は軽々しくさらけだすようなものではないという理由です。
私もこう教わった気がしていて、ウチの神棚は閉めています。
それこそ昔では「ご神体を見ると目が焼ける」「ご神体に触れると命を吸われる」などといわれてきたこともあり、
ご神体やご神札は日ごろから目にして良いほど軽々しいものではないという考えですね。
清浄を保つ必要があるから
ご神体やご神札を祀(まつ)るのにとても重要視されるのが、“清浄であること”です。
そもそも神棚を設置する場所自体も清浄であることが重要視され、お札が汚れないというのも大事なポイントになります。
つまり、扉を開けっ放しにしておくだけでホコリや汚れがつきやすく適さないということですね。
「開けておくべき」「開閉する」という意見も
祀る神や地域の風習などによっては、
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- ご神体が見えている方が信仰心が強まる
- 朝開けて挨拶し、寝る前にも挨拶して閉める
- 特定の日に開けておく[/su_note]
などという場合もあります。
基本的には閉めておくべきだとされる神棚の扉ですが、そうでない場合もあるということ。
そしてそれも決して間違いではないということを覚えておいた方が良いですね。
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神棚の扉!いつ開けるもの?正月は?
さきほども少し触れましたが、基本的には閉めておくべきという神棚の扉も、「開けるべきときがあるのでは?」と思いますよね。
また「お正月だけは開けておくのでは?」と考える人もいると思います。
でないと、本当に開ける時がないということになりますからね。
【開けておくべき・開閉する】という意見があるくらいなので、やはり祀る神や地域などによって考え方は変わるようです。
悩む方はご神体の祀られているところで聞いてみるのが1番だと思いますが、重要なのは信仰心であるという意見も多いです。
と、これだけでは解決にならないので、次に「神棚の棚の扉を開けるべきタイミング」についてまとめてみました。
開けるのは特別な理由があるときだけ
閉めておくべきと考える場合には、特別なとき意外は開けてはならないという意見が多いようです。
その特別なときとはどんな時なのか調べてみると、以下のようなことが挙げられます。
[su_note note_color=”#f8e0ad” text_color=”#000000″ radius=”5″]
- ご神体やご神札を入れ(替え)るとき
- 清掃のとき(ご神札は布などで覆っておくと尚良い)
- お祓いをするとき[/su_note]
必要最低限でしか開閉は行わず、開けたとしてもできるだけ人目に触れてはならないと考えるのがこのようなケースに当てはまります。
お正月だけは開けておく
基本的には閉めておくべきだが、お正月(地域で神に感謝する行事がある際なども含む場合がある)だけは開けておくという考え方もあります。
開けるタイミングの意見としては、やはりこれが1番多いようですね。
祝い事でもありご神札を授かる時期でもあり…という意見が多く、元旦だけという人もいれば三が日は開けておくという人もいます。
また正月とは少しずれますが、「1月15日だけ開けておく」という意見もあり、これはその日が1年で最も神の力が大きくなる日だからという考えに基づいています。
周期ごとに開ける
少数派の意見ではありますが、「○日おきに開ける」「季節ごとに開ける」というケースもありました。
神様が一定期間で溜めたパワーを分けてもらう。
四季ごとに感謝と祈りを捧げる。
など理由はさまざまですがいずれにせよ祀る神によって変わることが多いようです。
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お神酒 蓋は開けておく?閉めておく?
神棚の扉については以上のことを踏まえて考えていただくとして、ここではお神酒の蓋の開閉についてはどうなのかを紹介していきます。
お神酒についても扉と同じく意見が分かれるところではありますが、最も多いのが「開閉する」という意見です。
その理由はなぜなのか、解説していきます。
開閉ってどういうこと?
そもそもいつ開けていつ閉じるのかということですが、
一般的に神棚に毎日朝晩手を合わすというそのタイミングにあわせるというところから、朝開けて夜閉じるのが良いとされています。
中身自体は
[su_note note_color=”#faf7de” text_color=”#000000″ radius=”5″]
- 毎日取り替える
- 半月ごとに取り替える
- 行事ごとに取り替える[/su_note]
などさまざまですが、最も多いのが「半月ごとに取り替える」という意見でした。
半月ごとに取替えるのが一般的である以上、ずーっと蓋を開けっ放しにしていてはホコリや虫が入ってしまったりとあまりにも雑な扱いになってしまいます。
しかし蓋を閉めっぱなしにしていては、神様に飲むな・自分で開けよ!と言っているようなものだとも考えられます。
毎日取り替える場合には常に蓋をしなくても良いでしょうが、一般的なのは「半月ごとにお神酒を取替え、蓋は朝開けて夕方(夜)には閉めておく」という方法のようですね。
蓋を開けておく
お供えするときには必ず蓋を開けておき、閉めない!という意見もあります。
開閉するという意見でも少し触れましたが、毎日取り替える場合など手入れがしっかり行き届く場合には開けっ放しにすることが多いようです。
(逆に手入れをしない場合には蓋を閉めておきます)
「ぜひお飲みください」と神様にお供えするという意味合いから、蓋をしておくなんてもってのほか!という考え方もあるようですね。
ただし蓋の置き方にも色々ありますので、注意が必要です。
最もポピュラーなものは「杯の横にうつ伏せの状態で置いておく」ことなので覚えておくと良いですね。
開閉の決め手は各々の信仰心
神棚については「閉めておくべき」、お神酒の蓋については「開閉する」というのが最も多い意見ではありますが、
少数意見も必ずしも間違っているというわけではないのがお分かりいただけたと思います。
何より大事なのは信仰心ですので、『こうしたから罰が当たる!』とかそういうものではないので安心してくださいね。
自分の考え方も踏まえ、善かれと思った方針で神様も納得していただけるのではないでしょうか。
ただし罰が当たらないからといって雑に扱って良いものではないので、自分自身やご家族の意見をきちんと考慮したうえで話し合い、
「我が家ではこうしよう!」「私はこうしよう!」と決めて実行することをおすすめします。
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