『わらび』は、シダ植物の仲間。
そんなにすご~く美味しいわけではないけれど、食べ始めるとやみつきになってしまいます(笑)
春から夏の期間限定の食材ですし、チャンスがあれば食べておきたい食材です。
そんな『わらび』は、毒性があり、調理をする前に『あく抜き』が必要!
それが面倒!という方も多いかと思いますが、意外と簡単にできるんですよ♪
【わらび】のあく抜き方法を、重曹を使った方法・小麦粉を使った方法、また失敗した時の対処法などもご紹介していきますので、ぜひ美味しくいただいてくださいね(*^^)v
わらびのあく抜き方法【重曹を使って!】
『わらび』を山で採取した場合もスーパーで購入をした場合にも、『わらび』は時間が経過すると硬くなりますので、早めに『あく抜き』をしてください。
重曹(炭酸水素ナトリウム)を使ってのあく抜き方法
準備するもの
- わらび 約500g
- 水 約1リットル
- 重曹 小さじ2杯(水の量の1%以下)
- 鍋
手順
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- わらびの根元の硬くなった部分を切り落とし、先のぽろぽろになっている部分を手で取ります。
- わらびを洗う
- 鍋にお湯を沸かし重曹を入れ、重曹が溶けたら火を消す
- 鍋のお湯の温度が少し下がれば、わらびが全部漬かるように鍋に入れる
- 一晩(半日)鍋に入れたまま置いておく
- わらびを取り出し流水で流す [/su_note]
わらびが柔らかくなっていれば、あく抜きはできています。
あまりにも高温の湯にわらびを漬けるとわらびが柔らかくなりすぎます。
湯に漬ける時は気を付けましょう。
わらびのあく抜き方法【小麦粉を使って!】
小麦粉を使ってのあく抜き方法
重曹でのあく抜きは一晩(半日)という時間が必要でした!
が、「もっと早くできないの?」という人には、重曹ではなく小麦粉を使ったあく抜き方法がおすすめです。
準備するもの
- わらび 500g
- 水 1リットル
- 塩 小さじ2
- 小麦粉 大さじ4
手順
[su_note note_color=”#faf8d9″]
- わらびの根元の硬くなった部分を切り落とし、先のぽろぽろになっている部分を手で取ります。
- わらびを洗う
- 鍋に水を入れ、塩と小麦粉を加えてよく混ぜる
- 鍋を火にかけ沸騰したら、わらびを入れて弱火にする。
- 4分位煮込んで火を止める。
- 茹でたわらびを冷水に取り、10分程水に漬けておく。
- ザルにあげて水分を切る[/su_note]
失敗した場合の対処法は?
「わらびのあく抜き」に挑戦してみたものの、あくが抜けきっていないなど、「あれ?失敗しちゃった?」と思ったら、以下の方法を取り入れてみてはいかがでしょうか?
あく抜きを最初からやり直す
わらびが柔らかくなっていない、もしくは、まだとても苦い場合には、最初からあく抜きをやり直しましょう。
あく抜きの失敗する理由として、水と重曹の割合が合っていない、鍋の湯の温度が低すぎるなどが挙げられます。
一晩(半日)、水に漬けておく
苦みがまだ残っている気がする場合には、水に漬けておいておきましょう。
少しずつあくが抜けてきます。
水を交換すると早くあくが抜けますよ。
天ぷらや炒め物料理にしてみる
若干苦みが気になるのであれば、その苦みが気にならないような料理を作りましょう。
天ぷらや肉類との炒め物をおすすめします。
さいごに
下ごしらえの面倒な食べ物はついつい嫌厭(けんえん)してしまいますが、昔にはハウス栽培、冷蔵庫などはありませんから、季節の野菜を食べ自分の身を守ってきたのでしょう。
山菜って、昔ながらの素朴さがなんだか魅力なんですよね♪
わらびには発がん性物質があると言われていますが、キッチリとあくを抜くことで、その成分は取り除くことができるそうです。
しっかりあく抜きをして、美味しく、そしてどこか懐かしい旬の味を満喫してくださいませ。