お腹が痛くてたまらない、我慢できない「下痢」。
さまざまな不調や、精神的なものからもあらわれる身近な症状ですよね。
それだけでも辛いのに、なぜかお尻も痛くなったりしてませんか?
不調が重なると、なんだか不安になってきますよね。
大丈夫です、それにはきちんとした理由があります。
下痢にともなうお尻の痛みはなんなのか?
ばっちり解決してきます!
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下痢でお尻が痛い!なぜ?理由を解明
下痢でお尻が痛くなるのは、いくつかの理由によるものが大きいです。
ケースバイケースですが、理由を知ると意外と目からウロコだったりしますよ。
外傷的な要因下痢で何度もお手洗いに行くことによって、排泄するたびに拭く摩擦で痛くなります。
また、下痢のときには肛門まわりの皮膚が炎症を起こしやすいため、より痛みを感じやすくなるのです。
下痢のときは消化液を多く含む便になるため、拭きすぎの摩擦も、消化液による炎症も、痛みの原因となります。
辛いものを食べた次の日に、焼け付くような痛みとともに下痢になるという場合もあると思います。
これは食べたときに摂取した辛味の成分が、消化されても残っているからなのです。
肛門を通るときに、その辛味成分がお尻を刺激し、辛味=痛みを引き起こしているのです。
舌がひりひり痛むのと同じ原理ですね。
下痢便でお尻が痛い時の対策・対処法とは
基本的には【下痢になる=体内からなんらかの物質をいち早く出そうとしている】と考えていいそうです。
なにか問題のある食べものを食べたときは、「消化しきる前に細菌ごと出してしまおうとすること」などが良い例ですね。
今回は下痢になる原因別にその対処法を紹介していきます。
食中毒や、何かにあたった場合などが当てはまります。
この場合は、いち早く細菌や悪いものを出すことが下痢を治す近道です。
脱水症状に注意しながら、出る限りは出し切ることが早く治す方法です。
精神的な要因が大きい場合は、自律神経を整えることで便意がおさまる場合があります。
下手に意識すると余計に症状がひどくなる場合があるので、落ち着いて自律神経を安定させてください。
我慢しすぎるのも悪化の原因になるので、どうしてもの時は排便してしまいましょう。
皮膚の関係で痛みが出ている場合は、なるべく柔らかい素材のトイレットペーパーを使うことなどが痛みの緩和につながります。
トイレに流せるタイプのウェットティッシュを使用したり、
ワセリンなどの保湿剤を塗るなど、必要以上に刺激を与えない工夫も大切です。
また排泄時に肛門をゆるめる(腰を浮かして引っ張られないようにする)ことで負担を減らすことが出来ます。
上でも説明したように、
【下痢=体内から悪い物質をいち早く出そうとしている】ので、
薬でそれを止めてしまうのは逆効果です!
どうしてもの場合は排泄してしまうか、横になるなど肛門を刺激しないことで便意がおさまりやすくなります。
下痢が続く時に気をつけたい食事とは
なかなか下痢の症状がおさまらないときには、食事にも少なからず原因があるかもしれません。
暴飲暴食やアルコールの摂取などは言わずもがなですが、食事法や食品の良し悪しについて説明していきます。
まずは急性下痢(通常2~3日でおさまる一時的かつ激しい下痢症状)の場合、上記にもあるように脱水に注意することがまず大切です。
できることなら1日ほど絶食し、冷たい飲み物やカフェイン・アルコールなどの刺激の強い飲み物は控えるようにすると良いです。
慢性下痢(症状が断続的に続く下痢症状)の場合は、消化の良い食事を心がけることで体質から改善するのが近道です。
おかゆやうどん、バナナ、ヨーグルトなどは胃腸への負担が少ないうえに栄養価が高いので、そういった食事を心がけると、腸の刺激を避けることもできるので体質改善につながります。
脂肪分・糖分・繊維質のものは胃腸への負担が大きく、下痢を促進してしまいやすいので注意が必要です。
乳製品に関しても体質によりけり合う合わないがあるので、牛乳でおなかが下りやすい場合などは控えましょう。
・柔らかいもの(柔らかくしたもの)を、時間をかけてゆっくりと食べる
・胃腸に負担や刺激の少ない食材を意識する
・冷たいもの、炭酸、アルコールなど刺激の強い飲み物は控える
この3点に注意した食生活を心がけてください。
最後に
下痢でお尻が痛くなる原因と対処法について紹介してきましたが、いかがでしたか?
心当たりがある場合も、まったく知らなかった新事実に出会った場合も、自分に当てはめて考えると原因も対処法も分かりやすいですね。
下痢の排泄でお尻が痛くなることは、とくべつなことや不思議なことではありません。
あまりに症状や痛みがひどくなる場合には、医療機関の受診をオススメします。
とくに女性にとって肛門科というと恥ずかしいかもしれませんが、肛門は粘膜で外部からのもろもろに弱いので、あまり我慢しすぎないことも大切ですよ。