意識して姿勢を正しくしても、いつの間にかまた元の猫背に。
猫背は、肩や首のコリの原因だけでなく、内臓を圧迫して様々な体調不良の原因にもなるとか。
これは出来るだけ早く治しておきたい!
そして最近は、自分の猫背だけでなく我が子の猫背も少し気になりはじめ・・・
ということで、今回は猫背の治し方について調べてみました。
有効なのはどんな方法なのか、そもそもなぜ猫背になってしまうのか、その原因や
さらには、気になっていた猫背矯正ベルトについても紹介していきます。
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猫背の治し方!どんな方法が有効?
猫背の治し方には、以下のようなものがあります。
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- 正しい姿勢や重心へ修整
- 肩甲骨、背中のストレッチ
- 体幹の筋力アップ[/su_note]
ところで、あなたの利き手は右手でしょうか、左手でしょうか。
右利きの方が多いとは思いますが、そんな右利きのあなたが、「今日から左利きで生活しないといけません」といわれたら、大変ですよね。
猫背の人がまっすぐな姿勢で生活するというのは、利き手を変えたり、人によっては外国語を使って生活するくらいに苦労することもあるんですって。
それくらい猫背を治すというのは難しいことなんですね。
整体などでは、【一回の施術で猫背が解消!】 とうたっていたりしますが、
生活習慣によって猫背になった場合は、一瞬は矯正されたとしても、数日で元に戻ってしまうことも多々あり。
継続して身体に働きかけないといけません。
猫背の治し方 具体的な方法とは
正しい姿勢や重心へ修整
立っている状態で姿勢や重心を修整するのは、最初のうちは難しいです。
猫背だけでなく、O脚やX脚だったり、骨盤が傾いていたりすると、注意するポイントが多くて混乱してしまうんですね。
まずは、座位で修整していきましょう。
普段、学校や職場で長時間、椅子に座る生活だという人が多いでしょう。
実は、椅子の座り方を正しくするだけで、猫背がかなり改善されるんですよ♪
正しい座り方とは
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- 深く腰掛ける
- 座骨で「立つ」
- 足裏全体を床につける
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「猫背の人は椅子に浅く腰掛けると良い」と、もしかすると聞いたことがあるかもしれません。
椅子の背もたれに背中をつけると猫背になりやすいため、浅く腰掛けるように、ということでいわれています。
ただ、浅く腰掛けると身体を支える面積が少なく、疲れやすくなります。
短い時間なら浅く腰掛けるのもありですが、疲れてしまうと長い時間座れませんし、
浅い位置で長時間座っていると、前かがみになりやすく、猫背に戻ってしまうリスクが高くなります。
ですので、椅子の背もたれが直角なら深く腰掛けます。
直角でない場合は、クッションや折りたたんだバスタオルを腰にあてがいます。
クッションなどを当てることで、猫背になると下に落ちますので、姿勢チェックにもなりますね。
座骨で「立つ」
座っているのに立つとはこれいかに?
座骨というのは、骨盤の骨の一つです。
椅子に座ったら、座面とお尻の間に手を差し込んでみましょう。
手の平がお尻に当たるように差し入れると、骨が当たる感触がありますね。
これが「座骨」です。
さらに、お尻を前後にモゾモゾと動かしてみます。
座骨のもっとも尖ったところが、手の上に当たる位置が分かりましたか?
手を外して、左右の尖ったところの二点で、
「上半身を立てる」(垂直にする)ように意識します。
これで、猫背の原因の一つである、骨盤が後ろに倒れた状態を修整できます。
「背筋をまっすぐ!」といわれると、多くの場合、背中や胸を反ったりして力んでしまいます。
力むと疲れてしまい、長い時間キープできません。
また、骨盤は後ろに倒れたままで、背中でまっすぐにしても、またすぐに猫背に戻ってしまうんですね。
足裏全体を床につける
座面が高く、足が床につかないと前かがみになってしまいます。
逆に、座面が低いと足を投げ出してしまい、背もたれに体ををあずけて猫背になります。
足裏全体が床につく状態は、骨盤から上半身をまっすぐ立てている証拠です。
学校や職場では、椅子の高さを調整してもフィットしないことがあるかもしれません。
フットレストを使えるようでしたら、足裏全体が床につくように調整しましょう。
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古雑誌などを束ねて置いてもOKですが、専用のフットレストは角度を変えられたりしますのでオススメです。
肩甲骨と背中のストレッチ
背中を反るストレッチを心がけている方も多いかと思います。
とはいえ、ついつい忘れがちになったり、時間を取って行うとなると面倒だったりしますよね。
ですのでここでは、あまり努力が必要ない方法を紹介します。
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①折りたたんだり、丸めたバスタオルを床に置きます。
②左右の肩甲骨の間に丸めたタオルを置き、仰向けに寝転がります。
③寝た状態で背中が反っているのを感じながら、両手を後ろ側に回します。
④そのまま眠りについてもOK![/su_note]
この方法なら、就寝前に必ずできそうですよね。
体幹の筋力アップ
筋力アップといっても、バーベルやダンベルを上げ下ろししたり、スポーツジムに通う必要はありません。
姿勢を正しく、腕全体を大きく振るようにウォーキングするだけでも十分です。
実際、運動する習慣がある方は、猫背で悩むことは少ないかもしれません。
運動不足だけど、体を動かすのが面倒、時間がない……という私のような方向けに(笑)、またまた寝ながらできる方法をご紹介します。
体幹トレーニングとして広く知られるようになった、プランクがオススメです。
うつ伏せの状態から、肘から前腕と、つま先だけを床につけて体を浮かせ、真っ直ぐキープします。
1回の時間は30秒、あいだに10〜20秒休む、を3セット行います。
慣れてきたら、時間を伸ばしたり、片方のつま先を浮かせたり、片手を真っ直ぐ前に伸ばしたりして負荷を増やします。
このとき、鏡を見たりスマホを使って、横からの自分の姿を撮影してみましょう。
真っ直ぐなつもりでも、くの字になっていたり反っていたりするかもしれません。
猫背でない人も、意外と真っ直ぐにキープするのが難しいんですよ。
曲がっていると効果が少なくなりますので、姿勢をチェックしながら行うことが大切になります。
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猫背になる原因は?
猫背になる原因は、姿勢の悪さだけではなく、筋力不足も原因になります。
筋力もアップした、姿勢も気をつけている、でも猫背のまま……、という方は、他にも原因があるかもしれません。
例えば、
スマホ・パソコン
現代の私たちが抱える問題の多くは、スマホが原因なことが多いですね。
人間関係やネットトラブルなどもそうですが、スマホは猫背の元凶でもあります。
スマホを操作するとき、首が前に出たり下向きになります。
また、手を顔の前に持ってきたままになるので、胸の筋肉が縮んだ状態に。
この状態で、ゲームをしたり、メッセージを入力したりと、神経を使う作業をしていれば、筋肉が固まりやすくなるのです。
猫背になるのも無理ないですね。
パソコンはスマホよりもまだマシですが、椅子の座り方が悪いと、猫背になりやすいですね。
目の疲れ
スマホやパソコンだけでなく、テレビの視聴などで意外に疲れているのが目。
目の疲れは視力低下をもたらすだけでなく、交感神経の乱れにつながります。
また、「目の疲れ」というのは眼球が疲れるのではなく、目の周辺の筋肉の疲れによるものです。
目の筋肉を収縮した状態が続くと、血行が滞って酸素の供給量が減ってきます。
視神経が脳神経にあたえる影響は大きく、目の周りの筋肉が緊張したままだと、交感神経が働きっぱなしになります。
副交感神経があまり働かなくなって筋肉が休まらず、固まりやすくなるんですね。
筋肉が固まりやすいところに、画面が見づらくて前かがみでいれば……、やはり猫背になるのも当然といっていいでしょう。
食生活の乱れ
インスタント食品やレンジで温めるだけの食事が続いていませんか?
こうした食品は、舌やお腹を満足させられても、あることが不足しがちです。
「栄養が不足するんでしょ?」
と思われた方、それもありますが、見落とされがちなのは、
「噛む回数」
よく噛むことで、顎や首の筋肉を自然に鍛えられます。
また、顎関節の位置を修整する働きもあります。
先のような食品は、食べやすく加工されているため、噛む回数が少なくなります。
噛む回数が少ないと、顎の筋肉も弱くなり、頭を支える力が低下します。
また、食生活の乱れは胃腸の働きの低下にもつながります。
内臓が不調だと、お腹を守るために無意識に体が丸まった姿勢になりますね。
また、猫背ですと内臓を圧迫してさらに胃腸の働きを悪くします。
完全な悪循環です。
こうして見てると、現代の私たちの生活は、猫背になるように作られているんじゃないかと思えてくるほどです。
とはいえ、全員が猫背になってしまうわけではありません。
生活習慣に気をつけていれば、十分に猫背を治すことは可能です!!
まずは、スマホとの付き合い方を見直していくことから始めましょうか。
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猫背対策にベルトは効果あり?
猫背を治すために、姿勢矯正ベルトを使おうか考えている方も多いかと思います。
という私も、アレコレ物色していましたから(笑)
ですが、姿勢矯正ベルトは、賛否両論というか、効果があったという声と無かったという声が入り混じって、購入を迷ってしまうんですよね。
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そこで、また色々と調べた結果、私がたどり着いた答えとしては、
姿勢矯正ベルトは、先に紹介した【猫背を治す方法】の補助的な役割で使うのが良いと考えました。
というのも、ベルトを着けただけでは、外せば猫背のままですので、効果が期待できません。
また、自分の猫背のタイプに合ったベルトでないと、効果が十分に発揮されません。
一口に猫背といっても、首猫背や背中の湾曲による猫背、骨盤が前や後ろに傾いていることによる猫背など、いろんなタイプがあります。
骨盤の傾きによる猫背の場合
上で紹介した【座骨で立つ座り方】をしてみて、立っている時よりも猫背にならない人は、骨盤の傾きによる猫背と考えられます。
この場合は、「猫背矯正ベルト」という名称の器具では、改善されないかもしれません。
「姿勢矯正ベルト」や「腰サポーター」といった名称のベルトを選ぶ方が良さそうです。
骨盤の位置は正しい場合
骨盤の位置は正しいのに、猫背になっている方は、背中が丸くなっていると思われます。
この場合は、「猫背矯正ベルト」を使用すると効果があるでしょう。
矯正ベルトは長期使用が鉄則
矯正ベルトは一定期間、使い続けなければ効果が現れません。
人によっては、数ヶ月は日常生活で着用する必要があり、「夏場は暑くて着用し続けられない」というのも、猫背矯正ベルトの効果の妨げになります。
着用するなら、秋から冬にかけての方がいいですね。
寒くて前かがみになりやすい季節ですから、ちょうどいいかもしれません。
矯正ベルトはこんな人にオススメ
猫背の原因は、正しい姿勢が脳にインプットされていない、
または、曲がっているのに真っ直ぐと認識してしまっている場合もあります。
ベルトによって、「真っ直ぐな姿勢はこういう状態だよ」と脳に教えることが出来ますので、
「教えてもらうと真っ直ぐにできるけど、気を抜くとすぐに戻っちゃう」
という方は、ベルトの効果が期待できるかもしれませんね。
真っ直ぐに生きる
怪我や病気でなければ、多くの猫背はいわば「身体のクセ」です。
気をつけても出るのがクセというもので、一朝一夕では治りません。
でも、猫背を治そうと工夫したり気をつけていくことが、心身や生活を見直すきっかけにもなるでしょう。
「真っ直ぐに生きる」
というと、なんだか大げさですが、心を健やかに保つには、背筋を真っ直ぐにするのも大事なのかもしれません。
見た目の問題だけでなく、健康上の問題だけでもなく、猫背を解消することで心も軽くなるという期待も込めて、これを機に始めてみてはいかがでしょうか?