「冬といえば…」「お正月といえば…」そう!駅伝ですね。
元日には社会人のニューイヤー駅伝、2日3日は大学生の箱根駅伝が毎年開催されています。
お正月のニュースなどでもよく聞きますよね?毎年、選手たちの感動的なドラマがたくさんうまれています。
2022年はどんなドラマがうまれるでしょうか?楽しみですね。
今回はその箱根駅伝の「帝京大学」にスポットを当てて
・チームエントリー予想
・有力候補
・当落線上
・注目選手の紹介
をお伝えします。
箱根駅伝2022 帝京大学|チームエントリー予想
帝京大学は2022年で15年連続23回目の出場となります。残念ながら総合優勝経験はありません。
第76回大会(2000年)で総合4位に入賞し初のシード権を獲得しました。しかしそう簡単には続きません。
2003年から2007年までシード権が取れないばかりではなく出場できない年(第82回大会/2006年,第83回大会/2007年)もありました。
そして地道な成果が実を結び再び第84回大会(2008年)に総合8位入賞を果たします。
それからも波はあるものの第94回大会(2018年)から第97回大会(2021年)まで4大会連続でシード権を獲得しています。
帝京大学は他のチームと比べると出場回数も少なく、総合優勝だけでなく往路優勝・復路優勝もいまだにありません。
「今年こそ!」と、どのチームも頑張っているのは間違いないのですが帝京大学もその想いは一段と強いのではないでしょうか。
チームエントリー予想
候補選手一覧は下記です!
候補選手一覧
選手名:1万mベストタイム(2021年8月現在)・箱根戦績(21年/20年/19年)出身校
<4年生>
遠藤大地:28’34”88・3区4位/3区2位/3区3位 古川工/宮城
寺嶌渓一:28’49”24・7区10位/―/― 前橋育英/群馬
中村風馬:28’52”37・4区9位/7区9位/― 草津東/滋賀
橋本尚斗:28’52”73・9区3位/―/― 鳴門/徳島
細谷翔馬:28’53”90・5区1位/―/― 東北/宮城
森田瑛介:28’54”05・―/―/―/ 前橋育英/群馬
<3年生>
元永好多朗:29’45”82・―/―/―/ 宇部高専/山口
山田一輝:29’31”05・―/―/―/ 白石/佐賀
北野開平:29’20”57・―/―/―/ 須磨学園/兵庫
新井大貴:30’35”08・―/―/―/ 前橋育英/群馬
<2年生>
大類駿:29’54”84・―/―/―/ 報徳学園/兵庫
近田達矢:30’36”35・―/―/―/ 豊川/愛知
日高拓夢:29’46”18・―/―/―/ 鶴崎/大分
小野隆一郎:28’50”22・―/―/―/ 北海道栄/北海道
西脇翔太:28’57”21・―/―/―/ 名経大高蔵/愛知
末次海斗:29’31”83・―/―/―/ 鳥栖/佐賀
<1年生>
岩本拓真: ※5千14’20”65 西脇工/兵庫
小林大晟:29’13”22 ※5千14’20”65 鎮西学院/長崎
福島渉太:28’57”49 ※5千14’09”52 小林/宮崎
福田翔:29’37”33 ※5千14’26”59 世羅/広島
有力候補
出雲駅伝2021・全日本駅伝2021エントリーメンバーから見てみましょう。
<出雲駅伝2021 2021/10/10(日)>総合8位
1区:小野② 2区:遠藤④ 3区:橋本④ 4区:森田④ 5区:西脇②
6区:中村④
<全日本駅伝 2021/11/7(日)>総合13位
1区:小野② 2区:橋本④ 3区:遠藤④ 4区:森田④ 5区:西脇②
6区:中村④ 7区:小林① 8区:細谷④
※○内数字は学年
上の最近の2試合から見ても4年生の遠藤・橋本・森田・中村・細谷選手ら5名は確実じゃないでしょうか。
森田選手以外の4名は今年2021年の箱根のエントリー選手でもあります。森田選手も昨年に比べると調子が上がってきているのではないかと予想されます。
4年生を主力にしたメンバーに期待です。
2年生の小野・西脇両選手も調子を崩さなければこのまま箱根メンバーとして確実でしょうね。
1年生に関してはなんとも言い難しという感じですね。小林選手は入ると思うのですが…まだ読めませんね。
3年生は厳しそうです。箱根駅伝の経験者もなく昨今の駅伝メンバーでもゼロエントリーです。2023年には主力になれるよう頑張ってほしいですね。
当落線上
・4年生寺嶌選手・3年生北野/山田選手・2年生小野/西脇選手・1年生小林/福田選手
辺りでしょうか。
寺嶌選手は今年の箱根駅伝にエントリーされました。調子は良さそうなので学生最後の活躍を期待しています。
北野・山田両選手に関して、個人記録は決して悪くはないのですが、駅伝となるとまた監督の考えもあるでしょうし大学駅伝経験的な面も不足しているのでどうでしょうかね。
小野・西脇両選手は調子が落ちなければこのままレギュラーエントリーになりそうです。
小林選手・福田両選手は初の箱根駅伝となるのですが区間コース次第かな?と思います。小林選手の方がエントリー確率は高そうです。
すべてデータを見合わせての私見なので大外れしたらごめんなさい(笑)
箱根駅伝2022 帝京大学|注目選手の紹介
帝京大学の注目選手を調査しました!
4年生の遠藤選手
1年生の時から3年間3区を任されてきました。
1年次には「8人抜きで区間3位」という衝撃的なデビューを果たします。2年次は「3区日本人最速タイム」をたたき出しました。今年の3年次は14位でタスキを受けてまたもや「8人抜きで6位まで順位を押し上げた」のです。
2022年も何を見せてくれるのか期待しかありません。きっと何かしてくれるはず…
遠藤選手自身も「3区のコースは自分に合っている」とインタビューで答えていました。
しかし区間賞をまだ取っていないので今年は取るぞ!と燃えているようです。4年間の集大成をみせていただきましょう。
4年生の細谷選手
今年2021箱根駅伝5区で区間賞を獲得しました。1、2年次はエントリーされることはありませんでしたが、3年になった今年初出走で区間賞ですよ。コツコツと積み重ねていたものがやっと花開きました。
2022年の箱根駅伝でも、もちろん区間賞を狙ってきます。「2021年の区間賞がまぐれだと言われないようにトラックでもしっかり結果を出したい」とコメントしていましたがトラックシーズンの成績でも実力を示せているのではないでしょうか。
自身の5区区間賞記録を更新することを目標に日々励んでいるようです。
4年生の橋本選手
新チームの主将としてチームをまとめています。「主将として仲の良い学年で終わらず強い学年にしていく」という意気込みの下練習に励んできました。チームメイトとの固いきずなで結ばれた良いチームが作れたのではないでしょうか。
2021箱根駅伝ではシード権獲得のキーマンとなったのが橋本選手です。
6区の三原選手が途中で足を負傷するというアクシデントに見舞われ順位を9位まで落としてしまいます。なかなか順位を上げることができずシード権争いに不穏な陰がよぎりました。はっきりした順位は把握していなかったものの、9区の橋本選手はピンチを察してシード権争いに勝負をかけてきました。
その結果、4人抜きで区間3位の成績をおさめることができたのです。そして無事シード権を獲得しています。状況把握と勝負強さの賜物ですね。もちろんそれが発揮できた練習量や実力も十分に持っていると思います。
4年生の3選手を挙げてみましたが他にも魅力ある選手がたくさんいます。
学生生活最後の箱根駅伝となる4年生には特に悔いのない走りを見せて欲しいと思います。
最後に
帝京大学チームの魅力が少しでも伝わっていたなら嬉しいです。出場するすべての大学が真剣勝負で挑んできます。2022年も素晴らしいドラマがいくつもうまれてくることでしょう。
箱根駅伝が始まるまでに各大学の情報などを軽く見ておくだけでも何倍も箱根駅伝が楽しめますよ。