子供の幼稚園の掲示板に「○○組ノロウィルスのお子様が出ました」なんて出ると、「キターッllll(-ω-;)lll」と大きく凹むのは私だけでしょうか。
だって、大人よりも免疫力の少ない子どもがノロウィルスにかかると、とても厄介。
子供の苦しそうな表情を見るのは辛いですし、さらに吐き下しの処理、本当に大変なんですよね。
でも同じクラスに症状が出た子がいるなら、我が子にもいつ症状が出てもおかしくない。
でも、感染したことがない場合はどんな症状が出るのか、ママは不安で仕方ないですよね。
ここでは、子供が感染した場合のノロウィルスの症状を、先輩ママの私がまとめておきます。
症状はどれくらい続くものなのか、また、さらなる二次感染の予防方法も紹介。
感染しないに越したことはないですが、万が一感染した時のために、やはり知識はあった方が安心ですからね。
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ノロウィルスの症状!子どもの場合はどう出る?
保育園・幼稚園・小学校など、常に集団生活の真ん中に居る子供達は、大人よりも感染の確立は高いでしょう。
家での予防を徹底したとしても、二次感染が防ぎきれずノロウィルスに感染してしまった時、どのような症状が出てくるのでしょうか。
ノロウィルスの症状
- 38℃ほどの発熱
- 嘔吐下痢、腹痛などのお腹に関わる症状
おおよその場合、悪化しなければ2~3日ほどで回復に向かいます。
症状が激しく出た場合、嘔吐下痢などの症状が主に強く現れます。
というのが、一般的に言われる症状。
ですが、私の経験では少し違いますので、以下の「子供の場合」で紹介します。
子どもの場合
発熱することは少なく、
- 嘔吐・下痢の症状が強く出る
- 下痢は少ないが嘔吐が多い
など、消化器官に関係する症状が多くなってしまう傾向にあるようです。
ウチの子の場合や、お友達の様子を見ていても、やはり発熱・下痢の症状が出る事はほぼなく、ただただ嘔吐を繰り返すという場合が多いように思います。
ですが、その嘔吐も脱水症状が起こってしまう場合があるので、危険な症状と言えます。
危険な状態にないかどうかをしっかりと見極める必要がありますよ。
以下を参考にされてください。
脱水症状はこうやって起こる!
脱水症状を起こし始めた場合の症状を紹介しますので、以下のような症状が見られた場合は即受診してくださいね。
- 嘔吐下痢がひどく食欲や元気がなくなり、飲食をするとすぐに嘔吐してしまう。
- 意識が朦朧(もうろう)とする。水分も摂れなくなり唇や口内が渇きだす。
- ぐったりとして意識がなくなる。
脱水症状を予防するには!
まず、上で紹介した①の症状の段階で、こまめに水分を飲ませる事が大事です。
ですが、飲んでも吐いてしまうということは良くありますので、そんな場合は、経口補水液(OS-1)をスプーン1杯ずつ、少し間隔をあけつつ、こまめに飲ませてあげてください。
私もこのようにお医者さんに指示され、実行しました。
ゴクゴクと飲ませるとすぐに吐いてしまっていましたが、スプーン1杯を繰り返すことで、うまく水分を補給することができましたよ。
それでも無理という場合は、迷わずかかりつけのお医者さまに相談しましょうね。
②の段階になったらすぐに病院へ行きましょう。
脱水症状が進んでいる危険があります。
③の段階になってしまったら、迷わず救急車を呼んでください。
一刻も早く処置しないと危険です。
[su_label type=”warning”]ポイント[/su_label]
受診すると、吐き気止めのお薬を処方してくださることがあります。
この時、顆粒の口から飲むタイプのお薬ではなく、座薬の吐き止めを処方してもらうことをオススメします。
ウチの場合も、最初は顆粒のお薬をもらって飲ませたのですが、なにせ吐き気が強いですし、子供場合は我慢ができませんから、せっかく飲んだ薬を吐いてしまって、全く効きませんでした。
お医者さまに事情を話すと、今度は座薬の吐き止めを処方してくださり、それでやっと少し落ち着いてきました。
「いやいや、最初から座薬の方をちょうだいよ・・・」という心の叫びを口にすることはできませんでしたが、次回からは「座薬で貰う!」と心に決めた次第です。
赤ちゃんの場合
上記の症状以外に、嘔吐物をのどに詰まらせないようにする必要があります。
背中側を座布団やタオルで支えて、体全体を横に向けておくといいですね。
どうしても上を向いてしまう赤ちゃんの場合は、なるべく目を離さないほうが良いですね。
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ノロウィルスの症状はどのくらい続く?
ノロウィルスの症状は、およそ2~3日で改善に向かいます。
発症後1週間ほどかけて二次感染の危険が無くなっていくのですが、子どもの場合、重症化してしまうとこの程度では済みません。
私の体験談ですが、娘が2歳の時にかかったノロウィルスの症状を紹介します。
1~2日目
ノロウィルスと判明し診断を受けるが、吐き気が治まらず、寝て過ごす。
3日目
水分が取れなくなり、かかりつけ医の指示で救急病院へ行く。
口内の乾きなども特に見当たらず、歩いたり話すことが出来たため、救急医にも「大丈夫だと思うけど一応検査しておくね」と言われ脱水症状の検査を受けながら点滴を受けたが、検査結果は「重度の脱水症状」でそのまま入院になってしまう。
4日目~8日目
点滴を受けながら、食事療法と服薬治療を受けるも、排尿が出来ずに過ごす。
脱水症状の悪化で、肝臓の機能が低下していたため、尿が作れなかった。
9日目
1日に1回だが排尿に成功。
10日目
数回の排尿に成功!
検査の結果退院し、自宅療養となる。
この入院中、ノロウィルスを完全に排除できず、嘔吐・下痢も続いた状態でした。
部屋からは一歩も出れず、24時間点滴をつけたまま過ごす娘は、最初の頃はぐったりしすぎて、点滴の針を刺している痛みすら感じませんでした。
排尿が出来るようになり、元気を取り戻してきた娘が、「点滴の針が痛いから嫌だ!」と言ってきた時の、嬉しい気持ちは一生忘れないでしょう。
「嘔吐・下痢をしているけどまぁ大丈夫だろう」「みんなは自然に治癒しているし」と安易に考えてしまってはいけません。
検査しなければわからない症状が隠れている事もありますからね。
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ノロウィルス 家庭で出来る二次感染の予防対策は?
二次感染の可能性が高いノロウィルスは、基本的に口からウィルスが入って感染します。
外出から帰ったら、まず「手洗い」と「うがい」を徹底するのは基本ですね。
詳しいポイントと、おすすめの予防対策を紹介します。
手洗い
除菌できるハンドソープを使いましょう。
爪の間や指の間もしっかり洗えるように泡のタイプがおすすめです。
手首の方まで洗うことを徹底してください。
うがい
殺菌できるうがい薬を使うと効果UPが期待できます。
のどの奥まで洗うイメージでうがいをすると良いですね。
食材
85℃以上で1分以上加熱すると、ほとんどのウィルスが死滅するため良く加熱しましょう。
お世話をする人も手洗い必須
調理や食事の前はもちろん、オムツを変えた後なども一回一回洗いましょう。
毎回消毒もしておくとより安心ですね。
他にも
外出時にはマスクをつけたり、人込みを避けるなど、感染しないための心構えも大切です。
それでも感染する時は感染する!
どれだけ徹底した対策をしていても、やはり集団生活の中で過ごす以上、完全に予防することは難しいのがノロウィルス。
感染力の高さはハンパないですからね。
ただ、上で紹介したような知識があるだけでも、随分対応が違ってくると思います。
子供の場合はとくに、慎重になりすぎるくらいがちょうど良い・・くらいの気持ちで、様子を見守ってあげてくださいね。
感染してしまった後は、この記事↓が参考になるかと思います。