もし家族がおたふく風邪にかかってしまったら、他の家族への感染も気になってきますよね。
最近、友人がおたふく風邪にかかったという話を聞きました。
我が子がかかった場合、どう対処すれば良いのか、他の家族への感染はどう防げば良いのか、急にあれこれ心配になりました。
おたふく風邪は1度しかからないと言われているので、すでにかかっている人は大丈夫ということですが、「自分がかかったかどうか定かではない・・・」という人もいらっしゃいますよね。
ここでは、おたふく風邪はどのように感染するのか、潜伏期間はどれくらいなのか、予防のために出来る対策はあるのか、おたふく風邪の感染力はいつまで続くのか・・・などなど、個人的に気になったことを調べてみました。
以下の順に紹介していきます。
※正しい情報を!と真剣に調べておりますが、私は医師でも専門家でもありませんので、専門性を求める方はスルーしてください。
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おたふく風邪は感染する!潜伏期間は?
おたふく風邪は人から人へ感染します!
発症してから症状が治まるまでの間も、ずいぶん長くかかってしまう病気ですが、実は症状が出るまでの潜伏期間も長いのです。
しかもその潜伏期間も周りの人に感染させてしまう可能性があるのですが、症状が出なければ自分がおたふく風邪だとは誰も気づきませんよね。
ではその不透明な潜伏期間はどのくらいあるのでしょうか。
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潜伏期間…およそ10日~20日
発症から症状の回復…およそ5日
ウィルス保持期…およそ発症から2週間 [/su_note]
この期間に接触すると、おたふく風邪のウィルスでもある「ムンプスウィルス」で二次感染を起こす可能性があります。
ただ、ウィルスが体内に入ったとしても、感染症状が出ないままウィルスをまき散らしてしまう事もあるので、周囲の「おたふく風邪」の人がいる場合、体調の変化など、少しでも気になったら注意した方がいいですね。
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家族がおたふく風邪に!感染予防策は?
家族が感染してしまうと、当然ですが身近に居る人ほど移る可能性が高くなります。
なぜ感染してしまうのか、どうすれば予防になるのかを紹介します。
感染経路に注意
接触感染
タオルやコップなどを共有して使う。
ドアノブやリモコンなど、感染者が手で触れた物に触り、ウィルスを回してしまうと考えると分かりやすいですね。
飛沫感染
感染者のクシャミや咳で唾液が散ると、一緒にウィルスも飛んでしまいます。
もちろん顔を見合わせて会話をする事でも移る可能性があり、唾液に含まれるウィルスの飛距離が問題なんです。
特に咳やくしゃみは、離れていても思いもよらぬ飛距離を出すので注意しましょう。
感染予防対策
同じ物を使わない
コップやお皿などの食器やタオル、寝具など同じものは使いません。
せき込んだりした時にタオルなどで口を塞いでしまうと、そのタオルにはウィルスがたっぷりついてしまっていますよね。
家族が触るモノには要注意です。
マスクをする
飛沫感染を防ぐには、ウィルスをどれだけ周りに飛ばさないか、という事が重要です。
出来れば使い捨てマスクを使って、頻繁に取り換えましょう。
捨てる時は密封して捨てると安心ですね。
また、感染者だけでなく、周りの人もマスクをしておくと良いですね。
ウィルスを完全に防ぐことは出来ませんが、自分の呼吸でマスクや口内、喉が湿るためウィルスの力が弱まると考えられています。
マスクに抗菌スプレーをかける
マスクの外側にシュッと一拭きするだけで、ウィルスを通さない効果が上がるそうですよ。
【エーザイ/イータック抗菌化スプレー】
ウィルスや菌を寄せ付けず、マスクの嫌な臭いも防いでくれます。
軽くて持ち運びやすく、手軽に使えて24時間効果が持続するのが嬉しいですね。
【ボディマジック/シュッとスプレー】
抗菌・消臭の効果があり、雑菌の繁殖も抑えてくれるようです。
メントールミントの香りが爽やかということで、すっきりしたい時にも使えますね。
同じ部屋にこもらない
子どもがおたふく風邪にかかった場合はそういう訳にもいきませんが、大人がかかった場合はなるべく部屋を分けておくと良いですね。
前もってできる予防策
予防接種
子どもの頃に受けていても、大人になるにつれ抗体が減っていくものです。
抗体検査も5000円ほどで受ける事が出来るので、自分のリスクを知っておくと安心ですね。
予防接種の費用は、1000円~5000円と、自治体によってさまざま。
助成対象になっている場合もあるのでしっかりと調べましょう。
健康な体作り
体力が弱っていたり、生活習慣が乱れていると、症状を発生しやすくなります。
逆に健康でウィルスに負けない免疫力を持っている人は感染せず、感染したとしても症状は軽くなるでしょう。
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おたふく風邪の感染力はいつまで?
全体的に感染力の高いおたふく風邪ですが、感染力の弱い時期と強い時期があります。
特に感染力が強いのは、耳の下から首の方へと腫れてくる症状が出ている時ですね。
耳下が腫れてしまった「前の日から3日後」ほどが最もひどく症状が出て、周りの人にも移りやすい時期になります。
ただ上でも紹介したように、その後回復に向かい、症状が和らいでも、発症してから2週間ほどはウィルスが体内に居て、人に移る可能性は十分にあるのです。
個人差はありますが、体力や免疫力が弱っている人、お年寄りや子どもには特に移る可能性が高くなるので、安易に近づかない方が良いですね。
>おたふく風邪の初期症状はどんな感じ?本格的な症状と完治までの期間
おたふく風邪!予防接種の認識
おたふく風邪のウィルスの強さは驚異的。
本人に自覚がない場合の感染の場合、気づかないうちにどんどんウィルスが広がっていると考えると怖いですね。
もし家族が感染した場合、細心の注意が必要になりますが、実際問題、完璧に予防するのは難しいですよね。
こんな時に実感するのが、日頃からの生活習慣が大切さ。
また、まだ感染経験のない場合は、予防接種も考慮し、感染および重症化を防ぐというのも、大きな安心につながるのではないでしょうか。
ウチには3人子供がいますが、上の二人の時には「おたふく風邪」の予防接種を勧められることはありませんでしたので、その存在すら知らず。
ですが一番下の子の時は、「おたふく風邪の予防接種を任意ですが受けた方が良いです」と医師に言われ、受けました。
おたふく風邪の予防接種への認識が、ここ数年で深まっているということなのでしょうね。
日本でも毎年5000人の子が、おたふく風邪によって難聴になっているという報告もありますので、ぜひご検討くださいませ。