普段の生活で何気なく使っているお砂糖ですが…
スーパーで並んでいる砂糖を改めて見ると、驚くほどたくさんの種類があるんですね。
さまざまな料理でよく使う基本の調味料だけに、種類が多いとどれがどうなのか気になってしまったりしませんか?
今回はとくに健康面に重点を置いてチェック!
ということで、ここでのメニューはこちら。
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- 砂糖にはどんな種類があるのか!
- 中でも健康面で人気のBEST3
- 砂糖は有害ってどういう意味?[/su_list]
健康に良い砂糖を選ぶ基準も紹介していますので、健康を気にする人はぜひチェックしてみてください。
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砂糖の種類にはどんなものがある?特徴まとめ
まずは一般的な砂糖の種類について、それぞれ解説していきますね。
上白糖(じょうはくとう)
日本で砂糖といえばこの上白糖で、天然甘味料としても古くから使われていますよね。
砂糖は基本的に、“ショ糖”というものにさまざまな製法や転化糖などを加えて作ります。
この上白糖は、ショ糖にブドウ糖と果糖をくわえ水分も含ませてあるので、ソフトで溶けやすく、比較的使いやすい砂糖なんですね。
砂糖の中で最も焦げ目がつきやすいという特徴から、見た目を重視した場合にもよく利用されます。
価格的にも1kgあたり100~150円くらいのものが多く、コスト的にも選んで使う人が多いですね。
グラニュー糖
日本では上白糖が主流なのに対し、世界的に最もポピュラーなのがこのグラニュー糖です。
結晶が大きいのでサラサラとしていて、日本ではお菓子作りなどによく使われますよね。
グラニュー糖は純度が最も高く、その分カロリーも1番高いです。
淡白でそのものの味にもクセがなく、調味料として使っても、素材そのものの味や香りを損なわないという特徴から、コーヒーや紅茶にもよく使われています。
黒糖
黒糖は、砂糖の中で最もカロリーが低く、栄養価も高いのが特徴です。
血糖値の上昇率もほかの砂糖と比べてゆるやかなので、糖の吸収も穏やかになります。
原料はサトウキビなのですが、一般的にスーパーに並んでいるものは、原料をショ糖とする上白糖などに着色したものがほとんどです。
純度の高い黒糖は、栄養価が高く低カロリーである反面、クセが強くあまり美味しいものではないのですね。
三温糖
三温糖は、上白糖を作った際に出る「糖蜜(とうみつ)」というものから作られていて、上白糖に比べて流通価格が高く不純物が多いです。
※三度加熱するので三温糖と名づけられました。
成分的には、気持ち上白糖よりもミネラルが多い程度で、特別高級なものであるとか健康に良いというわけではありません。
流通価格が高いのは、単純に希少性からきているんですね。
ちなみに甘さが独特で強いので、佃煮や甘さを出したい煮物などに向いていますよ。
白ザラ糖
いわゆるザラメと呼ばれるもののうち、白いものを指します。
上白糖を、光沢のある結晶化させたものといえば分かりやすいでしょうか。
純度がとても高い砂糖で、綿菓子なんかによく使われていますね。
味は綿菓子から連想できるようにさっぱりとしていて、上品な甘さになっています。
中ザラ糖
白ザラ糖が透明なのに対し、茶色いのがこの中ザラ糖です。
茶色の元はカラメルで、心地よい苦味とまろやかさが特徴の砂糖です。
粉砂糖
グラニュー糖を細かく粉砕し、粉状にしたもののことです。
お菓子のデコレーションなどによく使われていますね。
サラサラしているので溶けるのも早いです。
角砂糖
グラニュー糖を固めたもので、1個あたりおよそ4gになっています。
個数で量が決められるので便利で、よくコーヒーや紅茶などに使われていますね。
糖液によって固められているので、味や風味に遜色(そんしょく)はありません。
氷砂糖
小さいころにおやつとして食べていた人も多い氷砂糖ですが、ショ糖の結晶というと分かりやすいですね。
氷のような見た目からそう呼ばれるようになったそうですが、グラニュー糖や白ザラ糖を溶かして、ショ糖を入れて結晶化させます。
果実酒やおやつ(非常食)として使われていますね。
顆粒状糖(フロストシュガー)
【楽天市場】
名前のとおり顆粒状になったもので、主にグラニュー糖を使っています。
最近見かけなくなりましたが、プレーンヨーグルトに付属している砂糖なんかがこれですね。
とても溶けやすく、空気をたくさん含んでいるので、ホイップを作る時などにも向いているんですよ。
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砂糖の種類!健康的で体に良い人気モノとは!BEST3
さて続いて本題に入っていきましょう。
「健康に良い砂糖とはどれなのか?」ということですが、ここではBEST3に厳選して紹介していきます。
※以下の画像は楽天市場へリンクしています。
[su_box title=”第3位/きび砂糖” style=”noise” box_color=”#190770″ title_color=”#ffffff” radius=”5″]
砂糖の質としては、上白糖の上位置換品のようなものなのが、このきび砂糖です。
黒糖と比べると栄養価は劣るうえに、カロリーは上白糖より高いというのが少々難点ですね。
しかしうまみ成分が強いので、しっかりとした「砂糖本来の味」を楽しむことができます。
感覚的には、上白糖と黒砂糖の間に位置するような砂糖なんですね。
お菓子などには向きませんが、料理に使う場合には焦げ付きに注意さえすれば、上白糖と同じように使えます。[/su_box]
[su_box title=”第2位/てんさい糖” style=”noise” box_color=”#190770″ title_color=”#ffffff” radius=”5″]
沖縄などで主に作られる黒砂糖に対し、北海道などで主に作られるのがこの”てんさい糖”です。
甜菜(てんさい)という植物(別名サトウダイコン)を原料にしており、色は褐色で味はまろやかなのが特徴です。
ミネラルなども豊富に含んでいますが、特筆すべきは「オリゴ糖」の存在ですね。
ビフィズス菌が豊富なので、腸内環境を整えてくれるのも魅力的です。
上白糖に比べると、上品で控えめな甘さなので、はじめは物足りなく感じるかもしれませんが、使ううちに慣れていくでしょう。
ちなみに、上白糖やグラニュー糖などは体を冷やしてしまいますが、このてんさい糖は体を温める効果のある砂糖なんですよ!
これは嬉しい特徴ではないでしょうか♪[/su_box]
[su_box title=”第1位/黒砂糖” style=”noise” box_color=”#190770″ title_color=”#ffffff” radius=”5″]
上でも紹介したので繰り返しにはなりますが、黒砂糖は栄養価が高く低カロリーかつ血糖値の上昇が緩やかです。
なので健康的にはおすすめではあるのですが、中にはただ着色しただけの黒砂糖もありますので、購入の際は要注意です。
あとはゴツゴツしていて不ぞろいなので、お菓子作りなんかの「ダマになってはいけない」ような用途には少々難アリかもしれませんが、料理に使う分には問題ありませんし、健康のことを考えると1位ということになるんですね。[/su_box]
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健康に良い砂糖を選ぶ基準
たくさんの砂糖、そしてその中でも健康に良い砂糖ということで紹介してきましたが、ここで選び方の基準をまとめておきます。
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- 白い砂糖より茶色の砂糖
- 精製されていないもの(甘さを抽出する作業を精製といいます。)
- 血糖値の上昇率が低いもの
- ミネラルをたくさん含んでいるもの[/su_note]
この4つになるので、純度の高いサトウキビのみを原料とした黒砂糖はこれに当てはまりやすいんですね。
砂糖には害があるって本当?
砂糖と健康について調べていくと、「砂糖は有害」なんて話にたどり着いたりします。
実際に砂糖は、健康面を考えると良い食べ物ではありません。
精製の過程でミネラルなどの栄養素は失われ、一般的な白い砂糖は体を冷やし、カロリーも非常に高いです。
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- 上白糖・三温糖…約380Kcal
- グラニュー糖・ザラメ・顆粒状糖…約390kcal
- 黒糖…354kcal[/su_note]
比較的低い黒糖ですら354kcalもありますから、摂り過ぎればよくないのは一目瞭然ですね。
また依存性も高いため、「甘いお菓子が止められない!」というようなことにもなりかねません。
色素沈着が起きる成分などもあるので、美容としてもあまりおすすめはされません。
そもそも肥満につながるのは抑制すべきと考えると、砂糖はむしろ健康とは対極にいるといっても過言ではないでしょうね。
甘いもの好きな私としては悲しい限りです。。。
とは言え、砂糖は料理においても基本中の基本である調味料ですから、使わないというのも厳しいですよね。
摂りすぎに注意しながら、上手に健康面を気遣える種類の砂糖を使うことで、多少は良くなることでしょう。
これを機に、上で紹介したような”健康に良い”…というよりは、”害の少ない砂糖”に置き換えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
砂糖は生活において切っても切り離せませんが、少しでも良いものをと改善することはできます。
砂糖の選び方の基準をぜひ参考にしていただいて、今後も砂糖と上手に付き合いながら、甘いものを断たずに健康的な食生活を送りたいものですね。
ウチも早速、次回からは茶色系砂糖にチェンジします♪