健康茶のうちのひとつ“はと麦茶”。
私は子供の頃から馴染みのお茶なのですが、名前は知っていても実際どんなお茶なのか知らないという人も多いのが現状のようです。
ということで、ここでは…
健康茶にチャレンジしてみたいけど、自分に合うお茶はどんなもの?と思っている人にぜひ見てほしい、はと麦茶の効果や効能についてまとめてみました。
ハト麦茶はそもそもどのようなお茶なのか、また、カフェイン量や、妊婦さんの飲用についても紹介していきます。
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はと麦茶の効果・効能とは!
まずは、はと麦茶の効果や効能をチェックしていきましょう。
美肌効果
はと麦茶といえば、美容についての効果・効能が多いのが特徴です。
ハトムギ配合の化粧品なんかも良くみかけますよね。
肌荒れあやアトピーにも効果が期待でき、若々しい肌を保つことによってアンチエイジング効果も期待できますよ。
コイクセラノイドという成分は新陳代謝をアップさせ、お肌の生まれ変わりを助ける効能もあります。
メラニンの生成をおさえ、美白効果も期待できるのはうれしいですね。
デトックス効果
ほかにもデトックスの効果がいくつかあります。
代表的なものだと、便秘の解消や利尿作用によるデトックス、むくみの改善などが挙げられます。
さきほども触れたように、新陳代謝がアップすることで血流も良くなったり、ダイエットの補助効果も期待することができるようです。
いぼ取り効果
はと麦茶といえば、美容だけではなくこの「いぼ取り」も有名です。
とくに水いぼやウィルス性のもの、老廃物によるいぼなどに効果が期待できます。
必ずしも効くというわけではないですが、効果が期待きでるというだけでも特徴的ですよね。
美肌やデトックス効果と相まって、美しさと健康を保つことができるそうです♪
胃の健康を守る効果
胃だけではなく、腸や腎臓も補助してくれるのですが、今まで出てきた便秘解消や利尿効果なども、この作用と相乗効果があるのがお分かりいただけるかと思います。
とくに胃に関しては、水分量を適切に保つことによって、消化不良や食欲不振などにも効果が期待できますので、食生活が乱れがちな人にはとくにおすすめです。
免疫力UP
さらに、はと麦茶には免疫力を高めるような効果も。
病気になりにくいだけではなく、花粉症やアトピーの改善や予防といった面にも免疫力は関係しています。
生活習慣病やガンの予防
そのほかにも、生活習慣病やガンの予防・神経痛の緩和などにも一役買ってくれると言われています。
具体的には、
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- 脂質の分解
- 日常生活で不足しがちな鉄の補給
- ガン細胞の増殖を防ぐ抗腫瘍作用
- 疲労回復
- リウマチ緩和の効果[/su_note]
などなど、もちろんこれで改善が約束されるものではありませんが、効果・効能が期待できるというだけでも、お茶としては十分すぎるくらいなのではないでしょうか。
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はと麦茶とはそもそもどんなお茶?
次に知っておいてほしいのが、はと麦茶とはどんなお茶なのか?ということです。
良く勘違いされるのが「麦茶の仲間でしょ?」というものなのですが、麦茶とはと麦茶は別物です。
麦茶が大麦を原料とするのに対し、はと麦茶ははと麦を原料としています。
※画像は煎りハトムギです
はと麦とは、東南アジアなどではおやつとして食べられているトウモロコシの仲間です。
はと麦の殻を取り除いた実は「ヨクイニン」と呼ばれ、漢方薬などにも用いられています。
先日ウチの娘が、イボの治療の際に、ヨクイニンを処方されて飲んでいました。(おかげさまでキレイに取れました♪)
穀物の中ではたんぱく質の比率が高く、食物繊維も豊富なのが特徴ですね。
お茶だけではなく、料理やサラダなどのトッピング、化粧品など幅広く使われています。
副作用についても報告されておらず、安全面においても安心して、子供から大人まで親しめるお茶だと言えます。
ただし、水のように大量に飲み続けるとお腹を下してしまう場合もあるので、お腹が弱い人は注意してくださいね。
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はと麦茶のカフェインは?妊婦さんもOK?
最後にチェックしておいてほしいのが、はと麦茶のカフェイン量や妊婦さんの飲用についてです。
それぞれ解説していくので、目を通しておいてくださいね。
はと麦茶にカフェインは含まれる?
はと麦茶のカフェインの含有率は0です。
なので赤ちゃんでも飲めますが、赤ちゃんの場合は3倍くらいに薄めてからあげるのがポイントです。
カフェインが0であれば、寝る前に飲んだり水分補給に”はと麦茶”を選ぶのも良いですね。
ただし、夜寝る前にたくさん飲むと利尿作用で夜中に起きてしまったり、過剰に飲みすぎることで、さきほど説明したようにお腹を下すような場合もあります。
副作用というほどのことではないですが、なんでも飲みすぎては良くありません。
お水を一切飲まず全部お茶というのは健康的に良くありませんから、食事の際に”はと麦茶”を飲むくらいにしておくと良いでしょう。
もちろん水分補給としてもNGではないですが、とくに運動をたくさんしたり、療養中だったり、薬を服用するとき、特別頻回に水分補給しなければならない場合には、上手に水などをはさんでくださいね。
はと麦茶は妊婦さんにはどう?
カフェインがゼロということは、妊婦さんにも当然OKでしょ♪と思ってしまいがちですが、はと麦茶の注意点として、妊婦さんに関しては絶対に飲用はNGです!!
なぜダメなのか、簡単に説明しておきますね。
子宮収縮作用
妊婦さんにとって基本的にずーっとNGなのが子宮収縮ですよね。
「お腹が張ったら休んでください」というのは、妊娠初期から産まれる準備ができるまでずーっと言われ続けることです。
流産や早産だけではなく、無理な子宮の収縮は母体にも赤ちゃんにも悪影響なので、はと麦茶のこの作用は命取りになることを覚えておきましょう。
体を冷やす飲み物
妊娠中は体を冷やさないというのも常識中の常識ですよね。
はと麦茶は体を冷やす作用もあるので、妊婦さんにはおすすめできません。
逆に言えば、夏の水分補給にはもってこいなのですが、妊娠中は我慢して控えるようにしておきましょう。
異物を排出する作用
これも怖いのですが、はと麦茶には異物を排出するような効果があります。
異物というのは、ウィルスやら老廃物やらありますが、赤ちゃんもこれに該当してしまうとか。
とくに妊娠超初期~安定期に入るまでは注意が必要で、これで流産したというケースもなくないそうです。
たとえ安定期に入ったとしても、はと麦茶には注意してくださいね。
過剰摂取でなければセーフ
はと麦茶を飲んだ妊婦さんが今頃青ざめていないかと心配ですが、はと麦茶は大量に飲まなければ大丈夫です。
市販のものでノンカフェインのお茶というと、「十六茶」「爽健美茶」などにもはと麦が含まれています…がごく少量です。
常にこのどちらかを選んで常用しているというのなら話は別ですが、外出先で買って飲んだりした程度であれば大丈夫ですよ。
ノンカフェインで安心したところに怖いですが、今現在異常がなければ問題はありません。
どうしても気になるなら、かかりつけの先生に相談してみても良いですが、過剰摂取できなければ”はと麦茶”を飲んだ場合でも問題ないことがほとんどなので、よほどのことがない限りは大丈夫でしょう。
授乳中も控えておこう
妊娠中はダメというのはお分かりいただけたでしょうが、授乳中も「体を冷やす」「子宮収縮」に関してはあまり良くありませんね。
産後でまだ子宮が戻っている最中だと痛みがひどくなりますし、子供が女児であれば、そちらに影響しないとも言い切れません。
離乳食がはじまる生後半年以降であればダメではないですが、それまでの授乳では、まだ未熟な赤ちゃんに何かあっては怖いですもんね。
1~2年くらいで授乳も終わるでしょうし、半年を過ぎてくればそこまでたくさんの母乳を与えることも減ってくるでしょうから、それまでは控えておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
はと麦茶は美容にとても役立つうえに、飲みにくいということもないので、取り入れやすい健康茶です。
効果や効能はバッチリで美味しいというのはうれしいですよね。
ただし、ノンカフェインでも妊婦さんはNG!
これは絶対に覚えておいてくださいね。
自分のことではなくても、間違えても妊婦さんにお勧めすることのないように気を付けましょう。