ビールが上手に注げない・・・
泡だらけになってしまったり、かと思ったら泡が全くたたなかったり。
自分で飲む分にはまだ諦めがつきますが、人につぐ時に「マズそう…」って思われたらどうしよう。。と、妙に緊張してしまったりしませんか?
すごく美味しそうに注ぎたいし、すごく美味しく飲んで欲しい♪
「ビール注ぐの上手いね!」と言われたい。
ということで、ここでは「ビールの正しい注ぎ方」をご紹介します。
併せて、ついやってしまいがちなビールのタブーも紹介します。
いつも泡だらけになっちゃう人、要チェックですよ!
ビールの美味しい注ぎ方!泡だらけになってしまう理由
ビールを注ぐとなぜか泡だらけになっちゃう!っていう人、意外と多いですよね。
しかも、あの泡は”かに泡”(カニが泡をたてるのに似ているから)と呼ばれるもので、美味しいクリーミーな泡とは全くの別物。
この”かに泡”が出来てしまう理由としては、主に以下の4つの理由が考えられます。
一つずつ説明していきますね。
①ビールグラスを凍らせている
お風呂上りにキンキンに冷えたビールが飲みたいから♪
気持ちはとてもわかるのですが、これはNG。
その理由は、冷蔵庫で冷やしているビールと、冷凍庫で冷やしているビールグラスでは温度差があり過ぎるからです。
ビールとグラスに温度差があると、泡立ちやすくなってしまいます。
(詳細は後述の「絶対にやってはいけないNG行動」で説明しています)
どうしてもグラスを冷やしたい場合は、冷凍庫ではなく冷蔵庫で冷やすと良いですよ♪
②注ぐスピードが速すぎる
ビールの種類や気温などにもよりますが、速く注ぐとどうしても泡立ってしまいます。
接待の席など、お客様のグラスが空いているのを見つけて焦って注ぐ…なんてシチュエーション、よくありますよね。
焦って注ぐと、高確率で”かに泡”発生です。
ビールグラスの中にビール(泡ではなくゴールドの液体部分)がゆっくりと溜まっていくのを意識しながら、ゆっくりめに注いでみてください。
③グラスの洗浄がイマイチ
グラスの内側にたくさんの気泡がついている。
そんな場合は、グラスに汚れが付着していることが多いです。
つまり、キレイに洗えていないんですね^^;
あ、でも落ち込まないでくださいね。家庭では良くあることなのです。
油汚れのあるものと一緒に洗ったり、食洗器にお任せしたりすると、どうしても見えない汚れがついているものです。
これを防ぐには、グラス専用のスポンジを準備するなど、ちょっと気を使ってみると改善されますよ。
④ビール缶(瓶)振っている
「まさか、そんなことしないよ!」と思われがちですが、これも意外とあり得るものなんですよ。
買い物帰りのバッグ(袋)の中、結構揺れますよね。揺れると当然、泡立ちます。
ですので、買ってきてすぐに飲む場合には、泡立つことが多いですよ。
早めに購入して、丸一日は静かに保存しておきたいですね。
ビールの美味しい注ぎ方!クリーミーな泡を目指せ
「クリーミーな泡」このフレーズ良く聞きませんか?
確かに、お店で飲む生ビールなど、クリーミーな泡が最高においしいですよね。
このクリーミーな泡は、ビールサーバーなど泡作りが出来る機能があるもので注がないと、基本的には無理なのですが、
ここでは、なんとかそれに近づけるための方法を紹介します。
ビールの泡の役割
ビールの泡は7:3の割合がベスト!!
と言われていますが、私は当初それを「その割合が一番おいしそうに見えるから」だと思っていました。
ですが、それは見かけだけの話ではなく、ビールの泡はビールが空気に触れるのを防ぐための蓋の役割を果たしていて、その為の計算された7:3なのです。
ビールの正しい注ぎ方
ビールの注ぎ方には諸説あります。
一概にコレが正しいというわけではありませんが、ここでは、東京のとあるビアホールの主人の注ぎ方を参考にさせていただきます。
彼の注いだビールは、マッチ棒が立つほどのきめの細かいクリーミーな泡がたつことで有名なのです♪
1.グラスを準備
もちろん綺麗に洗ったもの。
ただし、
- 濡れているものは泡がたちにくいのでNG。
- グラスを布巾で拭くのはホコリがつくだけなのでNG。
※グラスは自然乾燥が基本です!
2.グラスは傾けない
これがちょっと意外ですよね。
ほとんどの人が傾けているのではないでしょうか?
「ビールの注ぎ方」で調べると、グラスを45度に傾ける…という説明をしているものも結構多いのですが、上記のご主人のやり方ではグラスは傾けません!!
3.ビールの様子をよ~く見て!
2.のまま、泡がグラスの5分の1か4分の1くらいになるまで、静かにビールを注ぎます。
泡がこんもりと帽子のようになれば完成♪
こうして作られたビールの泡は、ちょっとやそっとじゃ消えません!!
飲んだら白いヒゲがつく。これがビールの醍醐味♪
練習を積んでみてくださいね^^
ビールの美味しい注ぎ方!絶対にやってはいけないNG行動
ここでは、ついついやってしまう行動が、実はビールの味を落としている!
その事例を紹介します。
ビールの冷やしすぎは厳禁!
これは上でもお話ししましたね。
グラスは冷蔵庫でなら冷やしても良い…と言いましたが、ビールを冷やし過ぎると、ビールの命とも言うべき泡が立たなくなってしまいます。
もう少し詳しく説明すると、泡の正体である炭酸ガスは、ビールの温度が低くなればなるほど、ビールの中に溶け込んでしまうのです。
結果、ビールをコップに注いでも泡として再生しなくなるという仕組み。
ビールの適温 は10℃前後。
冷蔵庫に半日入っていれば十分なのです!
ビールの注ぎたし厳禁
接待ビールはなぜまずいのか?
そんな疑問を持ったことないですか?
【接待=仕事】、だから心から楽しめないというのがその原因なのかな?と考えがちですよね。
もちろんそれも原因の一つにはあるのでしょうが、どうやらそれだけではないのです。
最大の原因は、ビールの注ぎたし!
接待の場だと、コップのビールがちょっと減ると「ま、ま、ど~ぞ」な~んて、注ぎたされることが多くないですか?
その場合、慌てて飲み干して「ど~も、ど~も」って注ぎたしてもらうこともありますが、まだまだ残っている上に注ぎたされることもしばしば。
そうなると、泡は破られ、炭酸ガスは逃げ、ビールは酸化する。
美味しいわけがないんですね。
ビールの本場ドイツでは、こんな諺(ことわざ)まであるくらいです。
「ビールを注ぎたす娘は嫁に行けない」
ひょえ~~~ッΣ( ̄ロ ̄lll) さすが本場!
とはいえ、日本の接待の場では、すかさずビールを注ぎたすのがマナーのような風習もあるので、相手のグラスが空っぽになるまで待っていると、それこそ「気に利かない奴だ!」と思われてしまうかもしれません。難しいところですね。
とりあえず、プライベートでの注ぎたしは絶対にやめておきましょうね。
冷蔵庫のドアポケット保管は厳禁
冷蔵庫でのビールの指定席、まさかサイドのドアポケットってことはないですよね?
という私も、以前はそこに入れていました。
もう想像は出来ると思いますが、ドアポケットは開閉の度に振動します。
泡が命のビールです。振動に弱いのは言うまでもありません。
ドアポケットはお子様の牛乳やジュースに譲って、大切なビールは冷蔵庫の奥でそっと冷やしておきましょうね!
ビールの美味しい注ぎ方! まとめ
ビールの注ぎ方。あなたの今までの注ぎ方と比べていかがでしたか?
少し意識するだけでも、見た目も味が違ってきます。
ビールの注ぎ方は奥が深いですね^^
最後に簡単にまとめると、
- グラスは出来る限りキレイに♪
- グラスもビールも冷やし過ぎない!
- 注ぐ時は焦らずゆっくりと♪
- グラスは傾けなくてOK!
- ビールの注ぎ足し厳禁!
- 冷蔵庫での保管はドアポケットを避ける!
以上のことを少し意識してみてくださいね。