退院後の赤ちゃんの”おへそケア”。
へその緒がまだ付いた状態だと、触るのがちょっと不安で心配ですよね。
へその緒が入院中にポロリと取れてくれれば一安心ですが、
退院までに取れなかった場合は、家でのケア・消毒が必要です。
デリケートな部分なので、手入れにも少し気を使わなければいけません。
- へその緒消毒の仕方・方法
- いつまで消毒するのか?
- へその緒が取れた後のケアは?
ここでは、退院後の赤ちゃんの”おへそケア”について紹介していきます。
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赤ちゃんのへその緒の消毒方法!
へその緒の付け根の部分は、最初はぐじゅぐじゅと湿った状態で、
やがて乾燥する事でへその緒は取れていきます。
傷口と同じ状態なので、お手入れをしないと細菌感染や炎症をおこし、病気になってしまいます。
きちんと消毒をしていく事で感染を防ぐとともに、綺麗な可愛いおへそに♪
清潔にする事と乾燥させることの繰り返しが基本のケアになります。
ケアをする時のお母さんの手も清潔にしてから始めてくださいね。
【赤ちゃんのおへそ消毒方法】
- ママの手をキレイに洗って
- 綿棒に消毒液(アルコール)をつけます
- おへその周りを優しくツンツン♪
- そのまましばし乾燥させて
- 終了!オムツをつけてあげて大丈夫
注意点
- 消毒は、沐浴のあとなどの清潔な状態で行ってください。
- へその緒の一番根元であるおへそに近い部分は、特に慎重に!
- おへそをゆっくりと開いた状態で、水分を拭きとったり、ごみを取ります。丁寧に優しく取り除くことを心がけてくださいね。
- 消毒後は、へその緒が空気に触れている状態にして、なるべく乾かすようにしましょう。
- 赤くなったり、いつもとは違う液体や分泌液が出ている場合は、必ずかかりつけ医に相談しましょう。
また、消毒後に乾燥を促すためのパウダーを使用している産院もありますので、
その場合は、産院の指示にしたがってください。
私がお世話になった産院でも、消毒~パウダーが一連の流れでした(o^―^o)
へその緒はいつ頃取れるもの?
通常は生後1~2週間頃までにだんだんと乾いていき、硬くなってしなびる事でポロット取れます。
また早い場合は、入院中に取れる場合もあります。
長くても2~3週間頃に自然に取れる事が多いですが、3週間を越えてもなかなか取れない場合があります。
その時はへその緒の状態を頻繁に確認しましょう。
赤くなったり炎症を起こしていなければそのまま様子を見て、1カ月検診の時に先生に相談すれば良いですね。
消毒のし過ぎもお肌の炎症を起こす原因となりますので、一日3回までを目安にしましょう。
ほとんど乾燥している場合は、お風呂上がりの清潔な時に、一日1度だけ消毒をすれば良いですが、
心配なら産院で確認してみてくださいね。
また、へその緒は胎盤と繋がっていたため、血管が通っています。
乾燥しきっていないと腹圧によって出血する事もありますが、慌てないでください。
清潔な脱脂綿などで優しく押さえて出血を止めます。
5分程経っても出血が止まらない場合は、すぐに産院もしくは小児科に相談してください。
くれぐれも無理に取ろうとしないでくださいね!
おへその付け根の取れかけている部分は、傷口と同じ。
無理に剥がすのは、かさぶたを無理やり剥がす事と同じですので注意しましょう。
へその緒が取れた後、いつごろまで消毒する?
へその緒が取れたからといって安心していてはいけません。
チェックすべきは、おへその状態。
完全に乾燥して、サラサラしているようなら消毒をやめてOK★
ジュクジュクした湿った状態が1カ月検診まで続いている場合は、1か月検診まで適度に消毒を続け、検診時に先生に確認しましょう。
ほとんどの場合は、へその緒が取れた後は自然に乾燥していく事が多いので、あまり神経質になる必要はありません。
さらに、以下のことをチェックし、注意を払ってあげてください。
<細菌感染に注意>
へその緒が取れたあとにも感染症は起こります。
こういう状態なら注意が必要です!
- いつまでも乾かなくてぐじゅぐじゅしている
- おへその周りの部分がただれている、赤く腫れている
- 悪臭がしたり膿が出てくる
- 触ると極端に痛がる
- おへその周りがむくんだり、しこりができている
これらの場合、単なる炎症だけでなく『臍炎(さいえん)』・『臍肉芽腫(さいにくげしゅ)』などのおへその病気も考えられるので、すぐに産院もしくは小児科を受診しましょう。
臍炎:ブドウ球菌などをはじめとした細菌感染の病気で、炎症を起こし痛みを引き起こすとともに、おへその周囲まで感染を広げる場合がある。
臍肉芽腫:へその緒の一部が残ってしまい、そこへ新たに細胞組織が出来る事でしこりになる。細菌感染しやすい場所なので、触らないように清潔なガーゼ等をあてて病院へ。
最後に
大人にとってもおへそはデリケートな部分。
まして、まだへその緒がついている、または取れたばかりの乳児にとっては、相当デリケートな部分であることを認識した上でのケアが大切ですね。
赤ちゃんは大人のケアに頼る事でしか、炎症や細菌感染を防ぐ方法はありません。
ゴミや水分の拭きとり、消毒だけとはいえ侮らず、しっかりとケア&観察をしてあげてくださいね。