甘くて美味しい栗!中でも甘栗は気づいたら次々口に入れちゃいますよね(笑)。
ご存知の方も多いように栗は意外と高カロリーです。
ですが、
積極的に摂取したい栄養素もたくさん含まれますし、それに伴うスゴイ効果もスゴイ!
ここでは、栗の栄養素・効果や効能・カロリーなどについてまとめてみました。
これからは罪悪感なく栗を食べることができそうですよ♪栗好きさんは特に要チェックです。
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栗にはどんな栄養素が?
まずは早速気になるひとつめは、「栄養素」について見ていきましょう。
知られざる栗の栄養素!とくとご覧ください。
食物繊維
栗と食物繊維においてよく比較されるのが、同じ秋の味覚であるサツマイモなんですが、これなんと栗のほうが2倍以上も食物繊維を含んでいるんですね。
ご存知のようにお通じに効果的なのですが、芋類は基本的に不溶性の食物繊維なので、ただたくさん食べれば便秘解消になる!というわけではないので注意が必要です。
詳しくは後ほど解説していきますね。
ビタミンB1
ビタミンB1は豚肉やうなぎなどに豊富に含まれる栄養素で、糖質をエネルギーへと変換する役割を担っています。
不足・欠乏すると、脚気(かっけ)や疲れやすさ、手足のしびれ・むくみ、意識障害などを引き起こす栄養素ですが、食品からでは過剰摂取にならないので、摂りすぎていないか心配するよりも、不足していないか心配すべき栄養素であるといえます。
カリウム
アーモンドやバナナ・柿・リンゴ・牛乳など、さまざまな食品に含まれているカリウムですが、不足してしまうとイライラしたり、やる気が出にくかったり、ひどい場合には呼吸困難を引き起こす栄養素です。
ナトリウムを体外に排出するはたらきがあるので、主に高血圧の人は積極的に摂取していることでしょう。
亜鉛
ミネラルの一種である亜鉛は、とくに男性には欠かせない栄養素です。
もちろん女性でも不足しやすく、インポテンツや脱毛症・皮膚炎などの原因とされています。
子供が欠乏すると成長障害などに陥る可能性もあるので、上手に摂取していかなければならないのですね。
たんぱく質
主に肉や魚に多く含まれるたんぱく質ですが、筋肉や臓器を作るのに不可欠な栄養素です。
抗体や酵素・ホルモンの元になる栄養素でもあるので、不足すれば当然免疫が落ちたり体が弱ったりしてしまいます。
たんぱく質は毎食少しずつ摂取することでより効果的に吸収できます。
ビタミンA
ビタミンAはレチノールとも呼ばれる、動物だけがもつビタミンです。
皮膚・粘膜・視覚などに影響するので、とくに発達途上の子供はしっかりと摂取したい栄養素ですね。
ビタミンB2
ビタミンB2は皮膚や粘膜・代謝において重要な役割をするビタミンです。
当然欠乏すれば皮膚や粘膜が荒れたり、免疫力が低下したり、不健康になったりしてしまいます。
ビタミンC
ビタミンCは、ご存知の方も多いでしょうが、免疫力だけではなく、がんや目・血液などに影響するビタミンです。
コラーゲンの生成やビタミンEを健康にするはたらきもあるので、常に不足しないように気をつけるのが大切です。
タンニン
タンニンといえば渋みの代名詞ですが、栗の渋皮にも豊富に含まれています。
ポリフェノールの一種なので優れた抗酸化作用があり、活性酵素を取り除くはたらきや、殺菌作用・消臭作用もあります。
アンチエイジングやガン予防など、多方面で重要視されている栄養素ですね。
プロアントシアニジン
聞きなれないですが、血管強化剤としても使われているプロアントシアニジンは、ポリフェノールの王様とも呼ばれるほどの栄養素です。
ほかを圧倒する抗酸化作用と美肌効果が特徴で、化粧品や医療現場などでも重宝されています。
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栗の効能・効果とは!
次に、上で紹介した成分を栗の栄養素を踏まえて、その効能・効果をみていきましょう。
便秘改善
まずは便秘改善ですが、先ほども説明したように、栗の食物繊維は不溶性で水に溶けません。
そのため、腸内の水分が過剰に奪われ、硬くなった便のせいで、便秘や痔を引き起こす可能性もあります。
ですので、栗だけを頑張って食べても便秘改善にはならないのです。
海草や納豆・ごぼうなどの水溶性の食物繊維を、不溶性の半分くらいの割合で摂取することで、栗の不溶性食物繊維も活躍でき便秘改善につながります。
バランスよく摂取することが大切なのですね。
美肌効果
肌荒れ予防や美白効果・アンチエイジングなど、美肌の効果は多方面から入ってきます。
栗を食べたくらいで…と思うかもしれませんが、どんなに良い化粧品を使ったとしても、内側のケアがされていなければ本領発揮はできないので、栗も一役買ってくれそうですよ。
免疫力アップ
免疫力を高めることで、病気になりにくくなったり治りが早くなったりします。
逆に低下することで、花粉症などのアレルギーを引き起こすこともあるので、年中意識しておきたいところです。
健康な体作り
栗には体の組織に関わる栄養素が豊富なことがお分かりいただけたと思います。
もちろん栗だけをただ食べれば良いわけでもないですが、少なくとも欠乏してはいけない栄養素が豊富なことは確かです。
食品の中のサプリメントくらいの気分で、とくに旬の栗を食べることで、より良質な栄養素を摂取することができますよ。
※ちなみに栗の旬は9月10月頃です。
高血圧の予防・治療
カリウムが豊富なため、高血圧にはとても効果的です。
厳しい食事制限のなかで、ちょっとした楽しみにもなりますよね。
発毛・育毛
亜鉛が髪に良いのは説明しましたが、とくに男性の発毛や育毛にはおすすめです。
男性ホルモンに作用して、黒く太い髪を生やす力を刺激したりするので、男性のアンチエイジングにもピッタリですね。
むくみの解消・予防
これもカリウムのはたらきで、余計な水分の摂取を控えたり、排出したりするはたらきがあります。
むくみの主な原因は余計な水分ですから、むくみにくく解消されやすくしてくれるんですね。
ホルモンの正常化・生殖器の健康
男性ホルモン・女性ホルモン、どちらもバランスが狂ってしまえば体にも心にも悪影響を及ぼします。
とくに男性のインポテンツには亜鉛が不可欠ですから、チェックしておいて欲しい効能のひとつです。
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甘栗はカロリーが高い?一粒で何カロリー?
最後に、気になる栗のカロリーについてお話しておきましょう。
栗は比較的高カロリーで、単純に考えると主食と同じ量食べると、栗のほうが高カロリーになってしまうものもあるほどです。
しかし糖質が少ないので、太りにくい食品であることが嬉しいポイント!
茹で栗と甘栗のカロリーの違い
茹でた栗のカロリーはおおよそ20~30kcalくらいで、甘栗の場合は20~25kcal。
茹でたり焼いたりした栗よりも、甘栗のほうが若干カロリーが低いというのが意外ですね。
お手軽に購入できる甘栗と言えば、クラシエの「甘栗むいちゃいました」が有名ですが、1袋75gのもので136kcal。
一袋を一人で食べきって罪悪感を感じていた私の感覚だと、「意外とカロリー低くて良かった♪」という印象です。
栗は意外と優秀な食品だった
いかがでしたか?
栗好きさんも、思った以上に素敵な食品だと再認識できたのではないでしょうか。
カロリーもそんなに高いわけでもなく、これからはより美味しく、安心していただけそうですね(笑)。
個人的な思いとしては、旬(9月・10月)の栗は、甘栗ではなく焼き栗or茹で栗の方がオススメです(*^^)v