お正月や結婚式などのお祝いの場で見られる鏡開き。
お酒の入った樽をパカーンッと叩き割るアレですね。
今回は、そんなおめでたい鏡開きについて、
- 鏡開きの樽酒の値段(価格)相場
- 鏡開きの樽酒 レンタルでの値段の相場
- 鏡開きの樽酒の意味や掛け声
などなど、鏡開きにまつわる気になる情報をまとめてみました。
鏡開きの樽酒 値段(価格)の相場は?
樽酒にはサイズの種類があり
- 1斗樽(直径40cm 高さ34cm)
- 2斗樽(直径48cm 高さ48cm)
- 4斗樽(直径55cm 高さ55cm)
と3つのサイズがあります。
1斗でも一升瓶10本分(およそ100人分)。
結構な量があるわけですね。
ですが、そこまでの人数ではないけれど・・・という場合もご心配なく。
【上底(あげぞこ)】と言って、樽の容量に対して半分の量のお酒を入れる方法もあります。
また今では少人数のお祝い事(七五三等)にも樽酒を使う家庭もありますので、もっと少量の樽酒もあり、選択が可能です。
※少人数用なら、例えば1.8mlで6000円前後から購入可能です。
さて、話が少々それましたが、各サイズの樽酒の価格についてご紹介していきます。
通常の樽酒の相場
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- 1斗樽→約4万円前後
- 2斗樽→約7万円前後
- 4斗樽→約10万円前後[/su_list]
上底の樽酒の相場
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- 2斗樽→約5万円
- 4斗樽→約8万円[/su_list]
中身のお酒の量が少ない分、樽の大きさは同じでも2万円ほど、上底の樽酒の方が安いですね。
鏡開きの樽酒はレンタル可能!値段・価格は?
上でご紹介したとおり、お酒の量が樽一杯に入った通常の樽酒と、通常の樽酒の1/2の量のお酒しか入っていない上底の樽酒。
そんなに中身の量が違うのに約2万円しか値段が変わらないということは、「樽」の値段が高いということ。
さらに、せっかく準備した樽酒も、終わったあとの処分は結構大変です。
ということは、
割る演出をし、中身を飲んで樽は返却できたら・・・しかもそれで価格を抑えることが出来たら・・・
これを叶えてくれるのが、レンタルの樽★
レンタル樽の場合の相場
※平均的な価格を記載させていただきます。
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- 2斗樽(満杯時容量:14L)
→1泊2日レンタル料9000円~
※送料は地域別で2000円~3000円
- 4斗樽(満杯時容量:28L)
→1泊2日レンタル料12000円~
※送料は地域別で5500円~6500円[/su_list]
中身のお酒の値段は?
レンタル樽の場合、中身のお酒は入っていません。
お酒の準備にはいったいどれくらいの予算がかかるのでしょうか?
参考までに、有名所のお酒で換算してみました。
☑ 獺祭:山口県/旭酒造(2斗:1800ml×8本=およそ3万円)
酔わず、売らず、味わうということをコンセプトにした不動の人気銘柄です。
☑ 黒龍:福井県/黒龍酒造(2斗:1800ml×8=およそ3.7万円)
創業1804年の老舗の酒造店が作る銘柄です。
☑ 久保田:新潟県/朝日酒造(2斗:1800ml×8=およそ7万円)
高品質で幻の酒として人気を集めた知る人ぞ知る高級日本酒です。
ということは・・・
2斗樽の場合で考えると、お安めのお酒を選んだ場合、樽のレンタル代合わせても5万円弱ですので、樽ごと購入するよりも2万円ほど抑えることができますね。
鏡開きの樽酒の意味!掛け声は?
せっかくの鏡開き。
意味をしっかり把握した上で楽しんでみてください♪
ここでは、鏡開きについて、意味や由来・掛け声についても紹介していきます。
樽酒の意味
昔の酒屋では、樽酒の蓋を「鏡」と呼び、その鏡を割る「開く」ことから「鏡開き」と呼ぶようになりました。
鏡には【円満】という意味が、開きには【末広がりでめでたい】という意味があり、1月11日の鏡開きの日(関西では1月15日)以外にも、結婚式やプロ野球チームの優勝祝賀会・大相撲の優勝力士の祝賀会などなど、めでたいシーンでは良く使用されています。
日本酒の意味
樽酒の中身に使用される日本酒そのものにも意味があり、日本人は農耕民族で日本酒の原材料となる米は農作物の中でも特別な作物となっています。
神聖な作物であるお米で作れられる日本酒もまた、神聖なものだとされています。
神様のお供えのお酒も、一般的には日本酒が多いですよね。
また、祈願の終了時には供えた日本酒を皆で飲み交わします。
それは神様の力を受け取る意味もあり、祈願の成就の力も得るとされています。
樽酒、そしてその中身の日本酒、それぞれに深い意味があり、「おめでたい席」「新たなスタート時」に大変重宝されるお酒というわけです。
鏡開きの際の掛け声について
続いて、鏡開きで樽酒を割る際の掛け声ですが、一般的には【「よいしょ」】ですね。
言う回数は1回、もしくは3回のどちらかで、どちらでもOKですが、合わせることが肝心ですので事前にどちらにするか決めておきましょう。
1回の場合は「せーの、よいしょ!」
3回の場合は「よいしょ、よいしょ、よいしょ」と声をかけ、3回目の「よいしょ」で蓋を割ります。
『大きな声で掛け声をかけるほど、大きな運が開ける』と言われていますので、お腹からしっかりと声を出してください。
さいごに
この樽酒を使用した鏡開きの歴史は深く、昔、武士が出陣の際に味方の気持ちを鼓舞(こぶ=励まして気持ちを奮い立たせる)するために酒樽を割っていたことが始まりなんだとか。
平らで丸い樽の蓋は「鏡」と呼ばれ始め、蓋を割る→鏡を開く→鏡開き・・・ということですね。
なかなか一般の家庭で・・という人は少ないでしょうが、子供の節目のお誕生日などに、小さ目の樽を準備して割ってみようかな♪
この記事を作成しつつ、そんな気持ちになりました。