姪っ子が来年の成人式に着ていく着物のことで悩んでいて、ふと気になりました。
成人式は人生において3本の指に入るほどの記念式典で、厳か(おごそか)に式が進められるべき、と私は思っています。
しかしながら今の成人式は、『着物の自慢大会』、『式典でめだっちゃお大会』になっている感じがしませんか?
さらには、成人式に参加しない人も結構多いと聞いたので、今回は、成人式に行かない人の割合について調べてみました。
成人式 行かない人の割合はどれくらい?
成人式は日本特有の風習であり、さかのぼること奈良時代、元服が成人式の始まりとされています。
現在行われているような成人式記念式典の形態になったのは、1946年埼玉県北足立郡の「青年祭」がルーツと言われます。
「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」
という趣旨のもと、成人の日が制定され、多くの地方で成人の日に成人式が行われるようになりました。
さて、上記にあるように「青年を祝い励まされる」日に行われる成人式に、行かないという人の割合はどれくらいでしょう。
筆者の住む県の県庁所在地で行われました本年の成人式出席率は65%だったそうです。
他県のデータを見ても、参加率は60%~70%だったようです。
ということは、40%近くの人は成人式に行っていないということになります。
これは、私の中では衝撃的な結果でした。
そこでさらに気になりました。
どんな理由で行かないのか・・・。
次の章で紹介していきますね。
成人式に行かない理由!どんな理由が多い?
では、成人式に行かない理由にはどんなものがあるのでしょうか。
これも私にとっては衝撃の結果でした・・・。
- 面白くなさそう
- 準備が大変
- 県外に出て忙しくしているので、地元に帰れない
- 会いたくない人がいる
など。
自分の気持ちの問題が大きく、成人式に行かない人が多いようです。
個人的な感想としては、「そんな(それっぽっちの)理由で?」と思ってしまいました。
一生に一度だよ・・成人式。
と考えると、他人事とは言え、ちょっと悲しい結果でした。
成人式を催す側の人(成人してン十年は経過しているであろう人)の気持ちとしては、是非とも式典に参加をしてほしいところです。
しかし、新成人の中に「成人式=参加しなくてもいい式典」と捉えている人が多く、どうにかして「成人式=参加をするべき式典だ」と意識を変えるような出来事が新成人自身の身に起きない限り、成人式参加率の上昇は見込めないようです。
成人式 欠席の連絡は必要?記念品はもらえない?
成人式の案内状は、現在住民票のあるところの役所から届きます。
おおよそ11月中旬から12月中旬に発送されています。
住民票のある自治体ではなく、自分の地元の成人式に参加を希望する場合には、早めに地元の役所に電話で問い合わせると良いでしょう。
また、成人式に参加をすると『記念品』がもらえる地域がほとんどです。
内容は自治体によって異なります。
日本酒、ボールペン、お菓子と様々です。
成人式に参加できない場合、役所へ欠席の連絡は行わなくて構いませんが、成人式は参加をしないけれど『記念品』は欲しい!という場合には、役所へ問い合わせてみてください。
ほとんどの自治体で『記念品』はもらえるそうです。
しかし、『記念品』をもらえる期間が決まっているようですので、早めに役所へ問い合わせてください。
成人式は親への感謝を表す式典でもある!
今、日本における平均初婚年齢は男性30歳、女性29歳です。
40年前は、男性27歳、女性24.7歳でした。
40年の間で男性の平均初婚年齢は3歳も上がったことになります。
これは、経済的理由や結婚相手が居ないなどの理由もあると思いますが、人の心の中に「まだ、子供でいたい。親に甘えていたい」という、一種のピーターパン症候群的な思いがあるからではないか?と私は考えます。
それゆえに、「成人したくない」、「成人だと認めたくない」という思いが心のどこかに潜んでいて、成人式で節度のない行動をする、成人式を軽視するのではないかなぁと感じています。
成人式は、新成人のための式典ですが、無事に成人を迎えられた子を持つ親のための式典でもあります。
「親孝行したい時には親はなし」と言います。
成人式に参加するかどうかを悩んでいる人には、成人式を親孝行の一つと捉え参加することをオススメしたいです。