朝起きてすぐにコップ1杯の水を飲むと良い!と良く言われますが、具体的な理由をご存知でしょうか。
寝起きのカラダへの単なる水分補給と思っているなら…もったいない!
ここでは、起きてすぐに水を飲むことのメリットについて紹介していきます。
また、どんな水をどのくらい飲むのか?水以外はダメなのか?などの気になる疑問も解消していきましょう。
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起きてすぐ水を飲むメリットは?
朝起きてすぐに水を飲むメリットについては諸説ありますが、比較的有力な説をピックアップして説明していきます。
寝起きには低刺激
人によって睡眠時間はさまざまですが、一般的には6時間~8時間が目安になるでしょう。
普段起きている時間に、それだけの時間飲まず食わずで過ごすことはほとんどありませんよね。
いくら寝ている時にはカロリーを消費しにくいとはいえ、寝ているだけでも体の水分というのは一晩でおよそコップ1杯分くらいは失われていると言われているのはご存知かと思います。
夏の暑い夜ともなれば、より多くの水分を失う上に、摂取していないので軽い断食状態になっています。
そこに刺激の強いものをいきなり入れてしまうと、どうしても体は不調に傾きがち。
ですのでまずは、最も低刺激である水を飲むのが良いとされているのです。
水は脳を活性化させる
ご存知でしたか?水には脳を活性化させるというメリットもあります。
寝起きで頭をはっきりさせやすいのはコーヒーじゃないの?と思う人もいるでしょうが、実はコーヒーに含まれるカフェインは朝8時~9時の間には効果は少なく、その時間帯の摂取を続けることで、体が慣れて効果がなくなってしまうというデメリットもあります。
対して水は血流をよくすることで脳を活性化させつつ、体への負担も少ないのでおすすめなのですね。
水分補給には水がおすすめ
そもそも水分補給にも水はおすすめです。
もちろんたくさん汗をかいたあとにはスポーツドリンクなどがおすすめですし、普段の水分補給としてお茶を飲むのもダメではありません。
しかし水というのは栄養こそ豊富ではないものの、体に存在する水分なだけにすんなり吸収されやすく、余分なものが入っていないというメリットがあります。
口内環境のリセット
口の中には思っている以上にたくさんの雑菌がいて、これは寝ている間・・・寝起きが最もその量を増やすといわれています。
ということで、朝起きてすぐにするべきことは、まずうがい!
その後に、口の中の雑菌の繁殖を防ぐ・口の中をすっきりさせるという意味でも水を飲むのはおすすめなんですね。
自律神経を整える
水を飲むことによって副交感神経が刺激され、自律神経が整うというメリットもあります。
自律神経の乱れは、めまい・便秘・動悸・吐き気・ふるえ・不眠・イライラなど、実にさまざまな不調を引き起こしてしまいます。
朝に水を飲むだけでそれが予防に繋がるのであれば、飲まないわけにはいかないですよね。
腸を刺激してお通じ改善も
自律神経を整える効果もある水ですが、胃腸を刺激することによってお通じの改善にも役立ちます。
また水分を摂取することで便がやわらかくなり、痔の予防や便秘の解消にもつながりますね。
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起きてすぐ飲む水!どんな水をどれくらい飲むのがベスト?
そんなうれしい効果がたくさんある水ですが、どういう水を飲めば良いのか。
一般的にはミネラルウォーターを思い浮かべる方が多いとは思いますが、水にも種類がありますので、こだわりたい方はぜひ参考にされてください。
また飲む水の量についてもお話ししていきます。
どんな水を飲めば良い?
まずは水の種類ですが、軟水・硬水・炭酸水・天然水・ミネラルウォーターなど、ざっと挙げただけでもそこそこありますよね。
それぞれの特徴と、寝起きに飲むのに適しているかを簡単に説明していきます。
軟水
軟水はいわゆる飲料水として販売されているもののほとんどを占めていて、飲みやすいまろやかな口当たりが特徴です。
今回の寝起きに飲む水としては比較的おすすめな方ですが、ベストかといわれると少し違うかなといったところ。
硬水
硬水は海外での飲料水に多く、スーパーなどでも何種類かは置いてあるところが多いです。
日本人からするとちょっと癖があり、あまり美味しいと思える水ではないと感じる人が多いですね。
それゆえに今回の趣旨とは少しちがいますが、ダイエット中にはおすすめの飲み水ですよ。
炭酸水
さっぱりとのどごしの良い炭酸水は、近頃人気でたくさんの種類が販売されていますよね。
もちろん話題になって人気が出るということは悪いものではないのですが、寝起きの1杯として飲むには少々刺激が強いのでおすすめできません。
寝起きではない普段の水分補給として飲むのであればもちろんOKですよ♪
天然水
「○○の天然水」というような商品名の天然水ではなく、湧き水をここでは天然水と定義しています。
いわゆる加熱殺菌処理のないまさしく天然の水で、栄養価も雑菌もそのままなのが特徴ですね。
長期保存もできないので、これを日常的に飲める人はごく一部に限られるというか・・・よほど水にこだわらないと難しいです。
しかしこれが最も朝の1杯の水としてはベストで、可能であれば天然水を選んで欲しいところです。
ミネラルウォーター
加熱殺菌処理はしたものの、ミネラルウォーターと名前の付けられたものは水道水とは違い、常温で飲んでも問題ない(煮沸等が必要ない)ものとここでは定義づけます。
ウォーターサーバーやペットボトルに入っているものがこれに該当しますが、常温で飲めるうえに長期保存できるという点ではここがベストなのではないでしょうか。
種類や味・口当たりもそれぞれなので、お気に入りのものを見つけてくださいね。
どれくらいの量を飲めば良い?
おすすめはミネラルウォーターもしくは天然水、ちょっと離れて硬水や軟水というところなのですが…もちろん常温で飲むのがおすすめです。
白湯は健康には良いですがミネラルなどもなくなってしまっていますし、冷水は体をぐっと冷やすのでリフレッシュのために飲むくらいがベストです。
なので寝起きには常温の水をコップ1杯分(200ml~300mlくらい)がベストですよ。
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起きてすぐ飲むもの!ジュースやコーヒーなど水以外はダメ?
起きてすぐ飲むものが水以外ではダメなのか?について解説しておきます。
この答えとして適切な表現を選ぶのであれば「ダメではないもののデメリットも多い」というところでしょうか。
さきほどコーヒーについてはなんとなく触れましたが、ほかに朝飲むものといったらジュースや牛乳・紅茶・緑茶などでしょうか?
まずカフェインの入っているものは、コーヒー同様の理由であまりオススメできません。
この中で言えばコーヒー、紅茶、緑茶ですが、時間帯を考えて昼以降に飲むようにするのがおすすめです。
となると、残りはジュースと牛乳なのですが、それぞれ簡単に解説します。
ジュース
最近はスムージーなどを飲む人も多いでしょうが、カロリーや糖分がある以上は食事に近いので、やはり最初は水を飲んでからのほうが良いでしょう。
単純にジュースであれば血糖値の急上昇などもありますし、水分補給としては適さないのであまり良くないということです。
牛乳
牛乳も健康には良いのですが、やはり刺激が強いので水を飲んでから飲むのがおすすめです。
コーヒーやスムージーに入れるのはとっても健康に良いので、ぜひ積極的に水のあとには摂取してくださいね。
起きてすぐ水を飲む習慣を!
いかがでしたか?
寝起きの水にはこんなにたくさんのメリットがあり、コップ1杯程度の天然水を常温でというのを忘れないでくださいね。
ドロドロ血液の循環を良くしてくれるので、脳梗塞や代謝アップにもつながる朝の水をぜひ習慣として取り入れてみてください。
大好きなコーヒーやジュース・牛乳はお水の後でどうぞ♪