「本を読むのが遅いんだよね…」と、気にしている方が結構多いようです。
読書のスピードが遅いことはそんなに悪いことではありませんが、頑張って読んでいるのになかなか読み終えることが出来ない…となると、読書が楽しくなくなってしまうかもしれませんね。
ここでは読書の平均スピードや、少しでもスピードUPする方法について調査し、まとめてみました。
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読書のスピード!平均的にはどれくらい?
まず一番気になるのは、自分自身の読書スピードが本当に遅いのかどうかですね。
日本人(成人)の平均読書スピードは、分速500~600文字(1分間で500~600文字)と言われています。
単純に、これより読める量が多ければ速いということになりますし、少なければ遅いということになりますね。
平均で500~600字ということは、1時間でだいたい30,000字ほど読み進められれば、遅くも速くもないスピードだと思って良いでしょう。
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[su_label type=”warning”]参考までに[/su_label]
普段から読書をしている人で、平均して分速1000文字前後。
某有名大学の学生さんたちは、平均して分速1500~2000字を読むことができるそうです。
すごい大学ですね(笑)。[/su_note]
自分はどうなのか計測してみる
具体的な数字を聞いても、自分が遅いのかどうかを確定するのは難しいと思いますので、一度試験的に測ってみると参考になりやすいです。
ただし「今から1分間計測します!」と言われて本を読む場合、速さに集中するあまり読み飛ばし気味になってしまう人もいます。
ですので、1冊読み終わるのにどれくらいの時間がかかったかを計測し、そこから分速に変換していくのが良いですね。
1冊読む時間がなければ1章だけにするとか、10ページにするとか無理のない範囲でやってみてくださいね。
計測するときのポイント
時間が目に入らないようにする
時計やストップウォッチなど、時間が目に入ってしまうと必然的に焦ってしまいやすくなります。
できるだけ視界に入らないようにして、時間を意識せず読むようにしましょう。
いつもと同じペースで読む
計測していることに気を取られて内容が頭に入っていないような場合には、それがあなたのスピードとは言えません。
いつもと同じペースで、内容も把握しながらの読書を心掛けてください。
読んだ覚えのある本ではダメ
何度も読み返していて内容が頭に入っていたり、つい最近読んだので展開が読めているものは、参考になる速度を計測することができません。
できるだけ読んだことのないものを選ぶようにすることで、自身の速度をより正確に図り知ることができます。
計測サイトを使う
ストップウォッチで計るのも良いですが、自分で本を選んだり、「よし!計測するぞ!」という変な気合が、正しい計測を妨げてしまうかもしれません。
そこで、私がオススメしたいのが、簡単に読書速度を計測できるこのサイト
こちらは株式会社ザイナスさんが開発された速度を計測するサイトで、いくつかの書物からの引用になっていて、自分で文章を選べるわけではありませんので、平均的な速度を知ることができます。
実際に試してみましたが、さまざまなジャンルの作品が出てくるので面白くて、何度もチャレンジしてしまいました。
ちなみに私の場合は【533文字/分】ということで、日本人の平均だそうです。
もちろん無料ですので、ぜひお試しくださいね♪
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読書の速度が遅い!少しでもスピードUPする方法は?
実際に計測した結果、遅いわけじゃなければそのままでも良いでしょうが、平均より遅かった!という場合には少しでもスピードUPしたいですよね。
当然ですが、速度が速くなるほど、たくさんの本を読むことができますし、それによって人生が豊になることも考えられますから。
魔法のように一瞬で早くすることは難しいですが、速く読めるよう練習するうちに速度が上がるというのは良くある話です。
ここではそんな、少しでも読書のスピードをUPできる方法を解説していきます。
集中する
まずは読書をする上でスピードが遅くなる要因として、能力以外だと環境が大きく影響します。
例えば、自宅で読書をしていて、訪問者が来ると必然そこで集中は途切れます。
テレビをつけっぱなしで読書をしていれば、時折そちらに意識を持っていかれます。
ほかにも尿意があるのに集中して読書はできませんし、眠気が強い場合にも難しいかと思います。
そういった要因をできるだけなくし、読書に集中できる環境を整えるというのは読書の第一歩です。
その場所が、揺れる電車の中だったり街の雑踏だったり自宅だったり、それ自体は人それぞれなので、自分自身の集中できる環境を模索してみてください。
多くの言葉を知る
読書のスピードを上げる上で重要なことがらとして、「語彙力(ごいりょく)」というものが挙げられます。
要は、いかに多くの言葉やその意味を知っているかということなのですが、例えば「林檎」という文字を見て瞬時に「りんご」と捉えられるか、たどり着くのに時間がかかるかでロスタイムが違ってくるのが分かりますよね。
さらに具体的に説明すると、「林檎が木から落ち、坂を転がっていく」という文章があった場合、林檎という漢字が読めなくても先には進んでいきます。
しかしそのあと「彼はその宝物を拾ってこう言った」という文章が出てきたとしましょう。
林檎と理解している人は、「転がってきた」=「拾った」=「宝物とは林檎のことである」と認識できますが、理解できていなければ「宝物ってなんだ?」と読み返したり、考えたりする時間が必要になってくることもあるのです。
たくさんの本を読む
スピードUPを目指すうえで、やはり数をこなすということも必要になってきます。
さきほどの語彙力もそうですが、本は知識が多ければ多いほど速く処理することができます。
例えばですが、何かの哲学書を読む場合、その分野の専門知識があればあるほど内容を速く理解することができますよね。
ちょっとした小説であっても、出てきた土地や起きた現象(豪雨という天気を想像できるかどうかなど)によって、読むスピードは変わってきます。
たくさんの本を読むことで、知識&読書に対する慣れという問題を同時にクリアすることができます。
少しずつでも構いませんので、できれば毎日読む練習をしていくのが良いですね。
読み返さずに読む
さきほども少し触れましたが、一度で内容を理解することで「読み返し」を少なくしていきましょう。
もちろん一度読んだ本をもう一度読むというのはダメではないのですが、今回はあくまで「読書のスピードを上げる=できるだけ早く内容を頭に入れる」という考えのもとにポイントを挙げています。
いちいち少し前に戻ったり、頭に入っていなかったところを読み返していると、どんなに速く読めていても意味がありません。
また途中で読んでいるところを見失って、読み返すのも時間の無駄になるので、必要以外で目を離さないようにする・指で追って読むなどの工夫をしましょう。
内容を一度で理解するというのも意識しながら、読書をしていきましょう。
一語ずつではなくまとめて読む
読書をするのが遅い人に多いのが、一語ずつとらえてしまうことです。
ためしにこの文章を読んでみてください。
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ある日の朝、私は遅刻しそうで焦っていた。いつもより1本遅れた電車の中では、会社までの道のりを逆算しながら朝食を買うためにコンビニに寄るかどうか1人作戦会議が開かれていた。目の前にいるこの石鹸の香りがするさわやかな男性は、そんな私とは対照的にゆったりとした佇まいだった。[/su_note]
これを読むときに、「ある日」「朝」「遅刻しそう」「焦っていた」「いつもより」「1本遅れた」「電車」「の中」と読んでいてはなかなか先に進まないですよね。
読むのが早い人はこれを「朝」「遅刻しそう=焦っている」「電車が1本遅れてギリギリ」「ゆったりしているさわやかな男性がいる」くらいの処理で済ませてしまいます。
場合によっては、もっとかいつまんでいるでしょうが、必要なところに目を通しながら「遅刻」と「焦り」をつなぎ合わせたりしているんですね。
速読を身に着ける
本を驚異的を早く読む「速読」の技術。
ご存知の方も多いかと思います。
いまや教育の分野だけでなく、企業の研修で取り入れられることも増えているそうです。
読書スピードをあげたい人だけでなく、もっとたくさんの本を読みたい読書家にも「速読」の技術は魅力的ですね。
読書のスピードまとめ
いかがでしたか?
読書の平均スピードは【500文字~600文字/分】。
すこしでも速く読むための訓練方法などをご紹介しましたが、なんとなくニュアンスをつかんでいただけたでしょうか。
できるだけ速く読めるようになりたいと思うのであれば、地道な方法ではありますが、やはり少しずつでも練習していくということが必須です。
自分でスタイルを決めて実行していくもよし、上で紹介した自宅でできる速読トレーニングなどでスキルを身につけていくも良し、あなたにあったスタイルを確立して練習してみてください。
そのコツコツは絶対にあなたのチカラになります♪