『冬至』という言葉は、「日短きこと至(きわま)る」という言葉が語源です。
『冬至』といえば日没時間が早く、大変太陽が恋しくなります。
と言っても、ロマンチックな理由でもなんでもなく、「洗濯物がきちんと乾いてくれるのか?!」が心配なだけなのですが(笑)
洋服を汚したい盛りの幼児が3人いるもので・・・。
ということで、太陽は『冬至』に何時間くらい私たちの前に居てくれるのでしょうか。
気になって仕方がない私は、冬至の日没時間、日照時間、また夏至との違いも調べてみました。
冬至の日没時間はどれくらい?
地球は太陽の周りをいつも周っています。
このことを「公転」といいますよね。
地球の北極点と南極点を結ぶ線を「地軸」といい、この線は公転面とは平行になってはおらず、少し傾いています。
「地軸」が傾いていることによって、日の出時間、日没時間が毎日変わります。
もしも、地軸が太陽と平行であった場合、昼と夜は12時間ずつとなり、季節の変化もなくなると言われています。
また、同じ日本でも観測する地点の緯度・経度・高度によって異なってきます。
2016年「冬至」では!
2016年の冬至は12月21日。
北海道と沖縄での日の出時間、日没時間予測は、
[su_note note_color=”#faf6d4″]
◆北海道 札幌市
- 日の出 07:01:46
- 日没 16:03:46
◆沖縄県 那覇市
- 日の出 07:11:22
- 日没 17:43:21[/su_note]
となっています。(時:分:秒で表記しています)
同じ日本でも、全然違いますね。
冬至の昼の長さ(日照時間)はどれくらい?
冬至の頃の札幌市の日照時間は9時間。
那覇市の日照時間は10時間でした。
冬至は日照時間が短いと言えど、9時間あれば、お洗濯ものもある程度は乾きそうですね。
冬至と夏至の日没時間・日照時間の違い
夏至と冬至の日没時間と日照時間をみていきましょう。
北海道 札幌市
夏至【2016/06/21】
- 日の出 03:54:18
- 日没 19:18:37
冬至【2016/12/21】
- 日の出 07:01:46
- 日没 16:03:46
沖縄県 那覇市
夏至【2016/06/21】
- 日の出 05:36:33
- 日没 19:25:32
冬至【2016/12/21】
- 日の出 07:11:22
- 日没 17:43:21
(いずれも、時:分:秒で表記しています)
上を確認してみてください。
この日、天気が曇りや雨ではなく晴れていたと仮定しましょう。
夏至は、日の出時間は、那覇市よりも札幌市の方が早く、日没時間には大差がないため、札幌市の方が日照時間が長いということになります。
冬至は、日の出時間には大差はなく、日没時間が那覇市よりも札幌市の方が早いため、那覇市の方が日照時間が長いということになります。
また、夏至と冬至の【日照時間の差】を比較しますと、
- 札幌市 6時間
- 那覇市 3時間
となります。
札幌市では、夏至と冬至で日照時間に6時間もの差があるということです。
このような結果をみると、ますます冬至に太陽が恋しくなりますね。
さいごに
電気などない昔の人は、太陽と共に行動をしていたと聞きます。
太陽と共に起きて、太陽と共に眠る。
本来、それが一番人間らしいのかもしれません。
今は夜勤などもあり、早朝からの仕事があったりと、太陽と共に行動はできません。
しかし、太陽は人間に多くの恵みをもたらしてくれるということを理解し、『冬至』の日には太陽の有り難さについて考える日になると良いですね。
なんでもない日常に感謝の気持ちを持つことは、きっとあなたにとってプラスになるはずです♪