気が付くといつも同じ方向を向いてしまう赤ちゃん。
なんだか最近、頭の形が歪(いびつ)になってきているような・・・。
このまま同じ方向ばかり向いてしまうと、さらに頭の形がおかしくなるのでは・・・。
と、心配になりますよね。
出来るだけ向き癖を治して良い形にしてあげたいと思うのが親心!
ではその為には、どのような対策があるのでしょうか。
ここでは、赤ちゃんの向き癖が起こる原因と治し方・対策、そして歪になってしまった頭の形は治るのかどうか・・・について解説していきます。
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赤ちゃんの向き癖はなぜ起こる?原因は?
まずは、赤ちゃんの向き癖の原因や症状を見ていきましょう。
筋肉の収縮
筋性斜頸(きんせいしゃけい)という、首の付け根にある筋肉が収縮して同じ方向しか向けなくなる病気があります。
これは小児科や整形外科で治療が必要になります。
先天性股関節脱臼
生まれつき股関節脱臼を起こしていると、脱臼している足とは違う方向を向くという特徴があります。
赤ちゃん特有のMのような形になっていない、足の開きが悪い、おむつ替えを嫌がるなど、気になる症状があれば小児科で相談してみてくださいね。
生理的な原因
一番多いのがコレです。
音が出ている方向や明るい方向を向き続ける事で頭の形が変形してくる事をいいます。
いつもお母さんが同じ方向で添い寝をしている時も、そっちを向く癖が付く場合があります。
向き癖で起きる症状は?
斜頭症(しゃとうしょう)
後頭部の片方が平らになって、左右対称ではなくなります。
主に向き癖が原因で、斜めになった方向を向くと楽な姿勢となってしまうので、治すためには手助けが必要になります。
短頭症
仰向けの状態でずっと寝ていると起こりやすくなります。
後頭部が平に近い状態になり、横や左右へ向きにくくなるため、自由に頭を動かしにくくなるのです。
長頭症
後頭部の主に下側が出っ張ってきます。
横向きで寝続ける事で起こりやすくなります。
ではこれらの症状を治す方法を以下で解説していきます。
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赤ちゃんの向き癖を治す方法や対策
あちこち向くようにする
向き癖がついていない方向へ光や出入り口が来るようにします。
赤ちゃんは成長するにしたがって光や人の気配、音のする方向に興味を示し、その方向を向く事が増えてきます。
赤ちゃんが向きやすい方向が決まってしまうと向き癖が起こるので、タオルを丸めたものや4つ折りにした平たいタオル、専用の枕などで支えてあげると良いですね。
その際頭がすっぽりと入ってしまうドーナツ型の枕は、自分で頭を動かす運動の妨げになるのでNG!
おすすめは頭だけを支えるのではなく、背中やおしりの方までタオルで支えてあげる方法です。
専用のベビーマットなどもありますよ。
腹這い運動
マットレスなどの固い布団で行ないます。
マットレスが柔らかいと、赤ちゃんが顔をおろした時に窒息の危険があるので注意しましょう。
月齢の小さな赤ちゃんですから、実施するときは、常に横で見守ってあげるようにしてくださいね。
興味を引く
おもちゃやメリーなど、音や動きのある物に興味を持ちます。
目で追う・手を伸ばすなど、自分で頭の向きや態勢を変えるような環境を整えてあげられると良いですね。
向き癖がついている逆の方向から呼びかけてあげるのもひとつの手段です。
声のする方へ向こうとする事で、苦手な方向にも向けるようになります。
産まれたばかりの赤ちゃんは、自分で頭をうまく動かすことが出来ません。
向き癖が付くことで、本人が向きやすい方向に頭の形が整ってしまい、ますます頭を動かさなくなってしまうのです。
赤ちゃんの柔らかい頭はちょっとした事で形が変わってしまうので、自由に動かせるようになるまでは、大人がこまめに動かして癖がつかないようにしてあげる事が必要ですね。
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向き癖でいびつになった頭の形は治るもの?
赤ちゃんはもともと頭のてっぺんが柔らかく、骨がくっついていない状態なので、歪んだ状態もしくは歪みやすい状態だと言えます。
生後7か月頃から固まり始めて形が整うようになるので、それまでにケアをすると良いですね。
ではどの段階なら治りやすいのでしょうか。
0-3か月
まだまだ頭は柔らかく首も座っていない状態です。
ママやパパの手助けで、向き癖やついた頭の形は改善されていきます。
4-6か月
首が座って、自分の力で頭や体を動かそうとします。
興味をひくような環境や声掛け、タオルや枕などで改善しなければいけません。
大人が頭を動かしても赤ちゃんが自分の楽な方向へ向いてしまうからです。
7-12か月
動きが活発になるので、寝ている時にしかケアが出来なくなります。
また頭の形が決まって来る時期なので、早めのケアが必要ですね。
[su_label type=”info”]実はウチの息子も・・・[/su_label]
向き癖がひどくて、すごーーーーーく頭が歪んでしまったんです。
生後4.5か月の頃がピークに歪んでいて、三角形に近かったです。
心配になって病院に行きまして、どうすれば良いのか聞いたところ、やはり上で紹介したように、光や音が出る向きを逆にすることと、タオル等で頭~背中を支えて逆を向かせておくことを教えていただきました。
そして最後に恐る恐る聞いてみました。
「この歪み・・・治りますか?」と。
先生は笑顔で、「大丈夫ですよ♪成長とともに治りますから(..◜ᴗ◝..)」と。
そんな息子も5歳になりましたが、今では何事もなかったかのように、キレイな形になりました♪
さいごに
頭の形を整えるには早めのケアがオススメですが、そんなに神経質にならなくても、寝返りを自分でするようになると、少しずつ治ってくるようです。
まだ月齢が小さいなら、向き癖がつかないよう頻繁にケアをしてあげる事で、赤ちゃんがどの向きにも対応しやすくなります。
必要に応じて、タオルや専用枕を使うなどして、フォローしてあげていれば尚安心ですね(o^―^o)