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冷えによる頻尿の対策とは!漢方は有効?残尿感や膀胱炎との関係など

冷えによる頻尿の対策とは!漢方は有効?残尿感や膀胱炎との関係など ヘルスケア

お年寄りの抱える悩みであると思われがちな頻尿ですが、実は冷えが原因となって、若い人でも悩まされることがあります。

頻尿だけではなく、残尿感膀胱炎に悩む人も多いとか。

日常でも気になりますし、とくに長時間のお出掛けが億劫になったり…、いずれも早々に解決しておきたい症状ですよね。

ここでは、冷えからくる頻尿の対策・残尿感や膀胱炎との関係と対策について、わかりやすくご紹介していきます。

 

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冷えからくる頻尿!どんな対策がある?

まずこの話をする上で重要な、自身が頻尿なのかどうかをチェックしておきましょうね。

そもそも頻尿とは、夜間で1回以上、日中で9回以上の排尿がある場合とされています。

それ以下の場合には、医学的には頻尿ではなく正常範囲内であるとされますので、逆に日中で5回以下の場合は排尿回数を増やす必要があるので、この辺りの定義はぜひ覚えておいてください。

それでは対策について見ていきましょう。

 

体の芯から温める方法

冷え性にとって最大の改善方法は、体を内側からしっかりと温めることですよね。

これが出来れば、冷えそのものが改善されやすくなります。

その方法は大まかに分けると3つに分類されるので、それぞれ解説していきます。

 

運動による対策

体を動かすことで冷えを改善します。

特に血流が悪くなって起こる冷えに有効なので、下半身を重点的に動かすようにすると良いです。

運動することで発汗も促され、それにより水分消費ができて、頻尿にもなりづらくなります。

 

食事による対策

食事による対策としては、体を温める作用のある食材を選ぶところからはじめます。

基本的には常温もしくは温かいものを積極的に取り入れ、また生姜やにんにくなど、体を温める作用のあるものを積極的に摂取したいところです。

他にも、以下のものは体を温めるものに分類されやすいです。

  • 根菜
  • 冬に旬を迎えるもの
  • 寒い地域の特産物
  • 水分の少ない食材
  • 濃い味のもの
  • 発酵しているもの

ただ、温かい飲み物を飲みすぎることで頻尿になるケースもありますので、飲みすぎには注意しましょう。

また朝食を摂ることでその日の体温が上昇するとも言われているので、朝食は欠かさないようにしてくださいね。

 

体温調節による対策

衣服やカイロなどで体温調節することも重要な対策です。

夏でも靴下を履いたり、首元を温めるようにしたり、カイロや湯たんぽを使ったり、上手に体温調節することで冷えを予防しましょう。

(ちなみに私の場合は、お腹(下腹あたり)と腰の”カイロ2枚貼り”で症状を改善させています。)

 

漢方薬による対策

体質にもよりますが、冷え性には漢方が有効である場合もあります。

 

  • 猪苓湯(ちょれいとう)
  • 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)
  • 八味地黄丸(はちみじおうがん)

などが排尿トラブルと冷えに有効だと言われていますので、医師や薬剤師に相談しながら試してみてください。

 

シャワーだけで済ませない

とくに夏場や1人暮らしの人にありがちですが、入浴をシャワーだけで済ませていませんか?

しっかり浴槽でお湯に浸かることで、体も温まりますし寝付きもよくなります。

 

利尿作用のあるものを避ける

主に緑茶やコーヒーなど、利尿作用が強い飲み物を飲むことが多い人はどうしても頻尿になりがちです。

これは温かい・冷たいに関係なく利尿作用そのものが問題なので、頻尿気味の場合は避けておくと安心です。

また利尿作用で排尿が増えると、水分を補給するために冷たいものを飲みがちになり、冷えを促進させてしまうこともありますので注意しましょう。

 

自律神経を整える

過度のストレスがかかることで自律神経が乱れてしまうと、体が冷えやすくなります。

適度に発散したり、リラックスタイムをもうけるなどして、自律神経を整えるよう意識してみてください。

 

運動する習慣をつける

運動することで冷えが改善しやすくなるのはもちろんですが、日々習慣化しておくことで、冷えそのものの対策としても有効です。

ストレッチやウォーキングなどの軽い運動でOKなので、無理のない範囲で毎日続けることを目標としてやってみてくださいね。

 

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冷えと膀胱炎との関係とその対策

冷えが原因で膀胱炎に?!冷えと膀胱炎の関係と対策について解説していきます。

ポイントをピックアップしながら説明していきますので、1つずつチェックしていきましょう。

抵抗力が弱まる

体調不良時などの発熱だったり、リンパの腫れだったり、傷口が熱く感じたりするのは、だいたいが細菌を殺すための防御反応であることが多いですよね。

その逆で、体温が低くなることで感染しやすかったり、菌を殺せなかったりしてしまうのだそうです。

冷えを改善することでそのまま影響しますので、しっかりと冷え対策をしておきましょう。

 

膀胱の動きが悪くなる

ほかにも、体が冷えることで血流が悪くなり、筋肉が萎縮してしまい、膀胱や周辺の臓器の動きまでもが悪くなってしまうという影響もあります。

臓器の動きが悪くなれば当然排尿もうまくできずに、菌がたまりやすいような状況ができてしまいますよね。

もちろん全身の冷え対策も必要ですが、湯たんぽやカイロなどで局部的に膀胱周辺を温めてあげるのも効果的だということです。

 

まずは治療することから

冷えると膀胱炎になりやすいというのはお分かりいただけたと思いますが、もし膀胱炎になっているのなら、もちろんですがきちんと治療しておかないと悪化してしまう一方です。

病院で検査してもらい、膀胱炎だと診断されれば、内服薬などにより殺菌処置がとられます。

ひどい場合だと排尿時にもだえるほどの痛みを感じることもあり、治癒にも時間がかかることがあります。

性交や不潔などで感染することも少なくないため、日ごろから清潔に保つというのもポイントです。

 

水分を良く摂りこまめに排尿する

膀胱炎の対策と治療法として、水分をこまめに摂って排尿も頻回にするというものが挙げられます。

一見頻尿かと思いますが膀胱炎はそもそも過度の排尿を堪えるという行為によってなることが多いので、もしなってしまった場合は頻尿を気にせず排尿して菌を出しましょう。

とくに女性の場合は尿道が短い・肛門や膣と近いことなどから感染リスクが高いので、注意が必要です。

 

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冷えと残尿感との関係と対策

最後に、冷えと残尿感との関係および対策について解説していきますね。

こちらもポイントをピックアップしながら紹介していきます。

膀胱炎の影響

残尿感の原因として多いのがさきほど紹介した膀胱炎で、【しっかりと尿が出せ切れない→残尿感→頻尿】という負のスパイラルが出来上がってしまいます。

この場合、残尿感をどうにかするにはまず膀胱炎から改善していかなければならないので、できるだけ早く医師の診察を受けましょう。

 

尿路感染症の影響

こちらは女性に多く、性交や不潔などを主な原因として発症します。

一見膀胱炎と症状が似ているのですが、尿路感染症により、排尿に痛みが生じて膀胱炎になるというケースも少なくありません。

尿路感染症になった場合も膀胱炎と同じような治療法が必要になりますので、泌尿器科もしくは婦人科に相談してください。

 

ホルモンバランスが崩れる

冷えによるホルモンバランスの乱れが影響しやすいのがやはり女性で、もちろん男性でもありえますが、特に女性は注意が必要です。

ストレスや冷えなどによりホルモンバランスが乱れることで、残尿感が起こりやすくなります。

【残尿感=男性やお年寄りに多い】というイメージを持つ方が多いのでは?

お年寄りに多いというのは、加齢とともにホルモンバランスは乱れていき、女性ホルモンが減少しやすい(男性ホルモンが増えやすい)ということから、そのような認識になりやすいのだそう。

ホルモンバランスを整えることで、残尿感も減る傾向にあるということです。

 

定期的に排尿する

残尿感に悩む場合も、冷えをどうにかするだけではなく、定期的な排尿習慣を心がけることも大切です。

冒頭でお伝えしたように、頻尿というのは夜間1回以上、日中9回以上が目安となりますが、理想的な排尿回数は夜間0回、日中6~8回です。

回数が覚えられない場合は、携帯電話や自宅トイレにメモを置くなどして、感覚を身につけてみてください。

 

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まとめ

冷えは頻尿・膀胱炎・残尿感すべての原因となり、全てを悪化させる原因にもなります。

冷えだけを対策しても症状が出てしまうこともありますが、冷えを改善することで、少なからず頻尿などの症状も改善に向かう場合が多いということです。

排尿というのは生理現象であり、あまりに多かったり少なかったりするのは不調のサインにもなりますので、あなどらずに対策をとるか、受診しておくと安心ですね。

 

私の70代の母が、ここ最近は頻尿の為に遠方への外出を嫌がるようになってきました。

おばあちゃんになるとそうなるのね…。なんとなくそう思っていた私も、極端に冷えた日などは「アレ?またトイレに行きたい…ヤバい!これって頻尿では?」と意識するようになりました。

”加齢による頻尿””冷えによる頻尿”はまた別問題ではありますが、もう若くもない年齢に突入した私にとっても他人事ではありません。

冷えは”百害あって一利なし”ですので、少なくとも冷えの対策はしっかりと取っておかなければと強く思う今日この頃です。

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