元旦と言えば、駅伝ですね。帰省した際に、家族でテレビをみながら応援する人も多いのではないでしょうか。
2021年の駅伝はコロナ禍の開催となり、沿道での応援の自粛など例年とは違う雰囲気での開催となりました。不安を抱えた中で行われた大会でしたが、そんな中でも十分に実力を発揮して、見ている人に勇気を与えたのが富士通のタスキでした。
2022年のニューイヤー駅伝は、悲願の連覇となるのでしょうか。
そこで今回は、
▸チームエントリー予想
▸有力候補
▸当落線上
ニューイヤー駅伝2022 富士通|注目選手の紹介
をご紹介していきます。
ニューイヤー駅伝2022 富士通|チームエントリー予想
▸チームエントリー予想
まず、2022年ニューイヤー駅伝の予選が行われた「東日本実業団駅伝」のメンバーをみてみましょう。
2区( 8.4km):ベナード・キメリ(26歳)
3区(16.8km):塩尻和也(25歳/順天堂大卒)
4区( 8.4km):坂東悠汰(25歳/法政大卒)
5区( 8.4km):松枝博輝(28歳/順天堂大卒)
6区( 8.4km):潰滝大記(28歳/中央学院大卒)
7区(12.6km):横手 健(28歳/明治大学卒)
今大会では3時間40分4秒というタイムで、優勝候補であったHondaを下しています。特に、後半5区から7区の選手の活躍が優勝に大きく貢献した大会でした。
まず、5区の松枝博輝がトップとの差を少しずつ詰め始める走りをみせました。ここから徐々に流れが変わってきます。次にタスキを渡された6区の潰滝大記が5km手前でトップに追いつきます。
そして、最終7区の横手健はHonda所属の強敵、設楽悠太を残りわずか0.5km地点で振り切り見事連覇を達成しました。
今大会では、6区を走った潰滝大記が区間賞を獲っています。さらにその走りは、同距離であった4区~6区、この3区間で最速という活躍っぷりでした。
強豪揃いのこの区間で一番早い走りをみせた潰滝大記、非常に注目すべき選手といえます。
その他にも、富士通には非常に多くの優秀な選手がそろっています。
2区を走ったベナード・キメリの自己記録は59分07秒で、これは日本記録を大きく上回る記録です。3区を走った塩尻和也は、箱根駅伝の2区で日本人区間最高記録を持っています。学生時代からとんでもない実力を持っていますね。
そして4、5区を走った坂東悠汰と松枝博輝は、東京オリンピック5000mの日本代表選手です。アンカーを務めた7区の横手健も10000m27分台ランナーで富士通のキャプテンです。
輝かしい成績を残している名だたるメンバーですね。
極めつけは、今大会では、マラソン東京オリンピック代表の中村匠吾と現マラソン日本記録保持者の鈴木健吾を起用していません。その中での優勝なんて、富士通の選手の層の厚さがわかりますね。
次に、前回2021年のニューイヤー駅伝のメンバーを見ていきましょう。
2区( 8.30km):ベナード・キメリ(26歳)
3区(13.60km):坂東悠汰(25歳/法政大卒)
4区(22.42km):中村匠吾(29歳/駒澤大卒)
5区(15.84km):塩尻和也(25歳/順天堂大卒)
6区(12.12km):鈴木健吾(26歳/神奈川大卒)
7区(15.49km):浦野雄平(24歳/国学院大卒)
・荻野皓平(32歳/国学院大卒)
・中村匠吾(29歳/駒澤大卒)
・潰滝大記(28歳/中央学院大卒)
・松枝博輝(28歳/順天堂大卒)
・ベナード・キメリ(26歳)
・鈴木健吾(26歳/神奈川大卒)
・大森澪(26歳/中央学院大卒)
・塩尻和也(25歳/順天堂大卒)
・坂東悠汰(25歳/法政大卒)
・下史典(25歳/駒澤大卒)
・浦野雄平(24歳/国学院大卒)
・中村大成(24歳/駒澤大卒)
1区を走った松枝博輝は35分28秒で区間賞を獲得する好走を見せ、4区の中村匠吾の圧巻の走りで富士通がトップに立ちました。
続いてタスキを受け取った5区の塩尻和也選手がみるみる後続に差をつけて、そこからは他を寄せ付けない走りでトップを守り抜き、ゴールを切りました。今大会では6区の鈴木健吾選手と7区の浦野雄平も区間賞を獲っています。
また、直近の試合「八王子ロングディスタンス」(2021年11月27日)では、松枝博輝が自己新記録の27分42秒73、塩尻和也が自己新記録の27分45秒18潰滝大記が自己新記録の27分49秒80を出しており、好調ぶりが伺えますね。
今までの実績や、直近の活躍からみても、潰滝大記、松枝博輝、坂東悠汰、塩尻和也、ベナード・キメリはエントリーメンバーに入ってくるのではないでしょうか。
有力候補
非常に優秀な選手が多い中、有力候補を挙げるのならば、やはり潰滝大記ですね。
元々の実力もさることながら、元旦に向けて非常に調子を上げてきています。
当落線上
あえて当落線上にいる選手をあげるのならば、中村匠吾ですね。東京オリンピックの結果からみても2021年は故障などで中々調子を上げられていない印象です。
ただ、元旦に向けての仕上がり方次第では読めません。誰がエントリーされても納得してしまうような、それほど良い選手がそろっていると思います。
ニューイヤー駅伝2022 富士通|注目選手の紹介
前回2021年のニューイヤー駅伝で1区の区間賞を取った松枝博輝には特に注目だと思います。
予選の東日本実業団駅伝では、松枝の走りから富士通が流れを掴んだような快走を見せてくれました。直近の大会でも自己新記録を更新しており、非常に調子を上げてきています。
最後に
ニューイヤー駅伝の前回王者である富士通。今年も新型コロナウイルスの影響により、練習や各大会は非常に厳しい中行われました。
彼らはその集大成を2022年元旦に見せてくれることでしょう。
そして、思いがこもったタスキを繋ぐ彼らの勇姿に、また多くの人が勇気や希望をもらうことでしょう。