お正月も終わりに近づくころにやってくる。
仙台で有名なお祭りといえば・・・『どんと祭り』!!
なんと、約300年(!)の歴史がある冬のお祭りなのです。
300年ってすごいですよね!
今では冬の風物詩にもなっていて、毎年たくさんの観光客の方も集まる一大イベントなのです。
300年も前から伝わる風習にぜひ触れてみてください。
どんと祭りとは!どんなお祭り?
この「どんと祭り」とは、外した正月飾り(門松・しめ縄・鏡餅の飾りなど)や、昨年まで守ってもらったお守りなどを神社の境内でお焚き上げをする伝統行事です。
このときに焚き上がった煙とともに、歳神さまが天に帰っていくと考えられていて、このことから正月送りの行事とも言われています。
また、このお焚き上げの火に当たることで、1年間の「無病息災」・「家内安全」・「商売繁盛」を願います。
古くから続いてきた、祈りや願いがたくさんつまった大切な行事なんですね。
仙台のどんど祭り!開催神社はどこ?
小さな近所の神社なども含め、たくさんの場所でさかんに行われるどんと祭り。
仙台でも150に近い場所で開催されているそうです。
ここでは、主な開催場所として有名な5か所を紹介します。
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- 大崎八幡宮
- 仙台東照宮
- 加茂神社
- 愛宕神社
- 陸奥国分寺薬師堂[/su_list]
の、5か所です。
どんと祭りの開催は、すべて1月14日に行われています。
仙台のどんと祭り!どこの神社が人気?見どころは?
もっとも有名なのは、大崎八幡宮のどんと祭りの「松焚祭り(まつたきまつり)」です。
この松焚祭りは、国内最大級の正月送りと言われています。
大崎八幡宮は、国宝に指定もされている歴史ある神社でもあり、そんな中でもこの「どんと祭り」には、毎年10万人もの観光客が訪れます。
仙台の冬の風物詩としても有名なので、チャンスがあるならぜひ!
一見の価値ありです★
その松焚祭り、もともとは観光行事ではなく、地元の無形文化・歴史的な参拝行事だという点が見どころだと言えます。
冬・雪・炎・神社・白装束という日本古来の美しさがつまった様子も、大きな見どころの一つ。
すごく幻想的な気分になれますよ。
そして、松焚祭りといえば「裸参り」としても有名です。
参加者は、白鉢巻きに白さらしを巻き、白足袋にわらじという装束。
そして、口には私語を慎むための「含み紙」と呼ばれるものを加えます。
「あ~・・・寒いっ!」という一言すら発することができません。
真冬の寒さの中のこの姿・・・見ている側の胸も熱くなるはずですよね!!
この裸参りの若い衆が提灯を持ち、鈴を鳴らしながら御神火を目指して参拝します。
御神火とは、お焚き上げの火のことで、各家庭に訪れていた神々を送る火だと考えられています。
なんとこの裸参り、毎年2500人もの人が参加するのだそうです!!!
ずばり圧巻の景色です★
さらには、「お祭り」気分も楽しみたい!という方もご安心ください(笑)。
松焚祭りの境内にはたくさんの屋台も並んでいます。
子どもがうれしい甘いものやくじびき、大人がうれしいお酒やおつまみも、たくさんの屋台には揃っています。
幻想的な昔ながらの風習、独特の雰囲気、そしてお祭りの楽しさもたっぷり味わうことができるのです。
さいごに
いかがでしたか?
歴史ある伝統のお祭り、仙台の「どんと祭り」について、少しでも伝わったでしょうか?
語り継がれてきた伝統の意味や由来をきちんと理解して、ご家族や大好きな人たちと出かけてみては?
冬の素敵な思い出の一つになること間違いなしですよ♪
幻想的な雰囲気に包まれたい方も、にぎやかな屋台が目当てな方も、若い衆の裸が目当てな方にも(笑)、ぜひおすすめしたいお祭りです。