秋になると、独特の臭いとともにイチョウの木になる実「銀杏(ぎんなん)」ですが、
この中にある種の部分は栄養価が高く、おいしく食べることができますよね。
私は子供の頃から銀杏が大好きなのですが…
でも食べ過ぎると良くないと聞くし…。
本当のところはどうなのか?
銀杏の栄養素や効果・効能、食べ過ぎるとどうなるか
また、銀杏の処理方法や保存方法など、
その固い殻に包まれた銀杏の真相に迫ってみました!
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銀杏(ぎんなん)の栄養素と効能!
意外とスゴイ!銀杏の栄養素から確認していきましょう。
[su_note note_color=”#185674″ text_color=”#ffffff”]銀杏の主成分[/su_note]
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- 脂質…エネルギーとして貯蔵され体内組織の保護にも使われる
- 糖質…体の主なエネルギーになる
- でんぷん…ブドウ糖とくっついてグリコーゲンとして蓄える
- タンパク質…体をつくる栄養素である
- ビタミンA、B、C群…ストレスの軽減、老化防止、抗酸化作用などの働きをする
- カリウム…高血圧、動脈硬化予防に効果的、細胞を正常にする働きをする
- 鉄分…ミネラルの一種でタンパク質と結合し血液を作り出す
- ミネラル…カルシウムなどを指し、骨や歯の強化する作用や筋肉や神経の働きをサポート
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次に、銀杏は民間療法のお薬としても、昔から広く使用されています。
どのように効果があるか、見ていきましょう。
[su_box title=”せき・喘息・たん” style=”soft” box_color=”#282c60″ title_color=”#ffffff” radius=”8″]
銀杏5~6粒を水で煮て、砂糖を加えて毎日食べることで効果を発揮します。
これは銀杏に含まれる青酸配糖体という成分が、肺を温めて咳を鎮めるからです。[/su_box]
[su_box title=”膀胱炎・尿道炎” style=”soft” box_color=”#282c60″ title_color=”#ffffff” radius=”8″]
生の銀杏には利尿作用があり、膀胱や尿道を洗浄、細菌感染の改善に効果があります。
銀杏を良くすりつぶし、水とはちみつを混ぜて飲みます。[/su_box]
[su_box title=”滋養強壮” style=”soft” box_color=”#282c60″ title_color=”#ffffff” radius=”8″]
サラダオイルに3か月~半年ほど浸けた銀杏を、1日に1~5個ほど食べることで効果があるとか。
この銀杏は肺結核にも効果があり、肺疾患に対しての作用も期待できるそうです。[/su_box]
これらは、銀杏を漢方として利用した方法です。
銀杏は糖質が豊富なので即効性のある食品で、スタミナ食や薬用として古くから利用されてきました。
脳の神経や手足の抹消神経を正常に保つ働きがあるビタミンB1は疲労回復や食欲不振、イライラや肩こりの解消にも役立ちます。
また余分な塩分を排出してするので、むくみや高血圧の改善に有効なカリウムもバランスよく入っていて、利尿作用も期待できます。
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銀杏を食べすぎると良くないのはなぜ?
私も子供の頃からよく言われていました。
でも具体的になにがどうダメなのか?を教わっていなかったので、ごこかスッキリせず。
もしかしてあなたもそうですか?
今日、ここでスッキリして行ってくださいね。
[su_service title=”メチルビリドキシン(MPN/アンチビタミンB6物質)” icon=”icon: exclamation-circle” icon_color=”#ef1d2b”]
ビタミンB6の吸収、作用を妨げます。
大人の場合は肝臓で解毒する事が出来るのですが、解毒の力が発達していない子どもがたくさん食べると中毒を起こします。
5粒ほどでも中毒を起こすことがあり、下痢や痙攣(けいれん)などを引き起こし、最悪の場合、死に至ることがあるので注意が必要です。
この成分は、熱に弱く炒ったりゆでたりすることで減少させることができます。
生の銀杏⇒内皮種⇒生の葉、という順番で中毒性が高くなっていきます。 [/su_service]
[su_service title=”アルカロイド” icon=”icon: exclamation-circle” icon_color=”#ef1d2b”]
嘔吐や消化不良、呼吸困難などの中毒症状を起こすことがあり、これも解毒能力が低い子どもほど刺激成分が強く体に影響します。 [/su_service]
銀杏の下処理と保存方法
[su_service title=”下処理の方法” icon=”icon: check-square-o” icon_color=”#412bf0″]
[su_list icon=”icon: check-circle-o” icon_color=”#2c16c8″]
- ボウルに水と一緒に実を入れてふやかす
- ぶよぶよになったら実を崩して、種を取り出す
- 種を天日で干して乾燥させる
- 乾燥した種を新聞紙でくるんで棒などで殻を叩いて割る、ペンチで殻を割っても良い
- お湯を沸かしながら、しゃもじなど撫でるようにゆでて薄皮をとる
- 透明になってきたら水につけて冷まし、ざるにあげて水気を切る
[/su_list]
この時、あの独特の臭いがつかないようにする事や、かぶれないようにゴム手袋をしておくことをおすすめします。 [/su_service]
[su_service title=”なぜかぶれるのか” icon=”icon: check-square-o” icon_color=”#412bf0″]
果肉に含まれるギンコール酸が、「かぶれ」「皮膚炎」を引き起こします。
また胃腸障害や頭痛、下痢や発疹などのアレルギー反応が出ることもあるので必ずゴム手袋を着用し、皮膚に着けないようにしましょう。
もちろん果肉はアクが強く、臭いもきついので、食べたり飲み込むことは困難かと思いますが
子どもが間違えて食べてしまわないように注意する必要があります。
もし食べてしまったらすぐかかりつけ医に相談しましょう。[/su_service]
[su_service title=”保存方法” icon=”icon: check-square-o” icon_color=”#412bf0″]
[su_list icon=”icon: check-circle-o” icon_color=”#2c16c8″]
- 常温保存
殻のついた状態で保存します。
新聞紙にくるんで涼しいところに置くようにしましょう。
1週間~1か月ほど保存できますが、実が乾いてくると固くなってしまうので注意しましょう。
- 冷凍保存
2~6か月ほど保存できます。
殻付きならフリーザパックなどでそのまま冷凍できますし、殻をむいてある物はお好みの量をラップに包んで冷凍しましょう。
空気を抜いて酸化を防ぐと長持ちします。
- サラダオイル漬け
殻付きの銀杏をから煎りしてから、殻をむき瓶に入れます。
サラダ油を注いで密閉し、涼しく日の当たらない場所で保管します。
3か月ほどすれば食べ頃を迎えます。[/su_list][/su_service]
さいごに
銀杏は一度に食べすぎると解毒効果が追い付かず、中毒になってしまうというリスクはありますが、
その栄養素は目を見張りますね!
量に気を付けながら少しずつ食べることで、銀杏の栄養素の恩恵を受けることができます。
また、子どもが食べるときは1粒2粒くらいにしておく方が無難ですよ。
とは言え、私は子供の頃、おやつに銀杏をねだっていた時もあり、
今考えると食べ過ぎていたので、何事もなくて本当に良かったです(;’∀’)
ちなみにウチでは、焼き銀杏にしていました。
殻ごと煎り、熱々の銀杏の殻を割って食べていました。
今でもたま~に食べたくなりますが、量はほどほどにしておきます。。。