舌先がピリピリッと痛いことありますよね。
私も何度か経験しているのですが、地味な症状なのでなんとなく我慢してやり過ごしてきました。
私の場合は、時間が経つと治るという感じです。
でも、気になって調べてみると、この舌先がピリピリと痛いという症状には、結構たくさんの原因がありました。
なんの心当たりもなく起こるとちょっと不安ですよね。
ここでは、舌先の痛みの原因と、その対処法をまとめてみました。
◆私なりに真剣に調べた情報ではありますが、なにぶん専門家ではありませんので、専門性を求められる方はスルーしてください。
舌先がピリピリ痛い!考えられる原因は?
舌の痛みを伴う病気には、軽度のものから重症化するものまで多くあります。
ではどのような原因があるのでしょうか。
舌痛症(ぜっつうしょう)
やけどをしたような感覚で、ピリピリひりひりします。
ホルモンバランスが崩れる・ストレス・自律神経の不調によって発症する事が多いのですが、見た目には分かりにくく治療が難しい病気です。
ビタミンB12の不足・糖尿病・低血圧・虫歯・薬の副作用など様々な原因があると言われています。
原因の特定は難しいですが、私の場合も恐らくコレに当てはまるのだと思います。
ヤケドや外傷
熱い物を食べたり飲んだりした時に、ヤケド状態になると治るまで痛みが続きます。
また歯が尖っている、ざらついているなどの刺激でも傷つけてしまいます。
これもありがちな症状ですね。
原因がハッキリしている場合が多いでしょう。
舌癌(ぜつがん)
50歳以上になると特にかかりやすく、同じ場所を刺激し続け、傷ついた状態が長くなると発症しやすくなると言われています。
舌の一部が固くなる、異物感や口臭がある、舌が動かしにくい、話す事が困難になるなどの症状が起こるそうです。
舌の左右縁から始まり、舌全体やリンパに移転しやすいと言われ、放射線治療や舌の切除などの治療が必要になります。
舌の病気では、これが最も怖い病気だと言えそうですね。
アフタ性口内炎
ウィルスや細菌による感染・ビタミン不足・胃腸障害・ストレスなどが原因になります。
舌先だけでなく、唇や口内全体、喉にも小さな潰瘍として、円形や楕円形で白っぽく出来ます。
梅毒(ばいどく)
およそ3週間の潜伏期間を経て、舌先だけでなく口腔内や指などの侵入部に赤いしこりができ、表面がただれて潰瘍になります。
3か月ほど放置するとさらに悪化し、リンパ節の腫れ、頭痛や倦怠感、脱毛などの症状になり、さらに悪化すると深層部まで潰瘍が進み、麻痺などを起こす可能性があります。
梅毒は昔の病気だという認識の方が多いと思いますが、最近もまた感染者が増加傾向にあるそうです。
ヘルペス
ヘルペスウィルスによって発病し、水膨れや膿疱(のうほう)が出来てしまいます。
ヘルペスは無理に潰すと感染箇所が広がる可能性があるので注意しましょう。
口腔乾燥症
口の中がネバネバし、口臭が強くなってきます。
悪化すると、味覚障害や舌の感覚が鈍くなってしまいます。
加齢や薬の副作用、唾液腺の病気、ストレスなどで口の中の唾液が減少して乾燥してしまう状態の事ですが、口を開けたまま寝てしまう、口呼吸などの習慣でも起こる可能性があります。
口腔カンジダ症
カンジダ菌の免疫が低下し、異常増殖すると発症します。
口の中の粘膜に白く膜をはり、その舌は赤いびらん状の状態になる事が多いです。
黒毛舌(こくもうぜつ)と呼ばれる、茶褐色や黒色のものもあります。
アレルギー
金属アレルギーや口腔アレルギー症候群などがあります。
銀歯などの金属に触れて反応する、特定の果実や野菜に反応する事ですね。
私自身、キウイやパインなどの南国系フルーツをたくさん食べると、口の中がひりひりしたり痒くなったり反応を起こしてしまうことがあります。
舌先がピリピリ痛い!どう対処すればいい?
対処法はそれぞれの症状に応じた方法を取っていくしかありません。
大まかな症状に合わせた対処法を紹介していきますが、あくまでも参考程度にご覧ください。
症状が酷い場合は、迷わずに病院を受診してくださいね。
物理的な刺激
アレルギー、歯やその他の物質による刺激が原因の場合は、取り除くしかありません。
歯の治療によって起こる金属系アレルギーや入れ歯、詰め物が原因の場合は、その治療を施した歯医者さんに相談しましょう。
栄養不足
鉄分が不足している欠乏症、亜鉛不足、ビタミン不足などでも舌の異常は起こります。
栄養を補うような食事やサプリメントで対応できるでしょう。
不足したままにしておくと、体の他の場所にも異常が起こる可能性があるので、しっかり自分の体と向き合いたいですね。
ドライマウス
予防や改善のためには十分な水分補給が必要になります。
口腔保湿ジェルなどを試してみるのも良いかもしれませんね。
生活習慣による異常
ストレスや体調不良、睡眠不足などで口内炎などができますね。
生活、そして心を整えていく事で守っていくことも大切です。
ウィルス・感染症
病院での治療が必要になり、初期症状の場合、塗り薬や服薬で治療していく事ができます。
ガン
稀ではありますが、すぐに病院での治療を始めましょう。
早期発見が重要になるため、異変を感じたらすぐに受診しておくと安心ですね。
舌の痛み!薬はある?病院に行くなら何科?
舌の異常を病院で検査するなら、まずは「内科」「耳鼻咽喉科」「口腔外科」がおすすめです。
検査の結果、原因によっては「心療内科」「神経科」などを勧められる事もあるので、不安な場合は総合病院の方が安心かもしれませんね。
また、原因によっては服薬する可能性もあります。
口内炎などは、殺菌効果や炎症を抑える成分の入った市販薬も売っていて、軟膏タイプや貼るタイプがありますね。
栄養不足などは、その不足した栄養に対する対処法(食事やサプリ)になるでしょう。
舌先がピリピリ痛い!原因はさまざま
上でも紹介したように、「舌先が痛い!」という症状に対して、原因はいろいろありましたね。
怖がらせるつもりはありませんが、舌先から舌全体へと痛みの幅が広がっていくケースもありますので、私のように「我慢していれば数日で治るだろう」と安易に考えるのは危険かもしれません。
痛みが強くなったり、長引いたりする場合、また頻繁に繰り返す場合は、やはり一度キッチリと診断を受けた方が良いですね。
敏感な舌の異常はそれだけでストレスになってしまうので、自分の舌の状態や体調と向き合って、症状に合わせた治療法を見つけてください。