特に思い当たる節がないのに、朝起きたら首が痛くて動かせない。
第一に疑うのが寝違えですよね。
痛みが続くのに、自分以外には理解して貰えず、生活に支障が出るのですから、たまったものではありません。
私もあまりに首筋の痛みがひどく、寝違えなのか、肩コリの悪化なのか…と悩むこともしばしば。
なにはともかく、一刻も早くこの痛みから解放されたい!
ということでここでは、起こってしまった寝違えの治し方・対処法や根本的な原因をまとめてみました。
あなたの痛みにも効果がありますように。
寝違えの治し方!首筋の場合
軽度の場合
特に処置をしなくても、長くても2~3日中には自然と回復をします。
重度の場合
首の動きが制限されてしまうので、適切に回復させる必要があります。
この時に処置を間違えると悪化してしまい、何週間も痛みが長引くことになるので注意しましょう。
おすすめの治療方法
患部を冷やす
筋肉の炎症を治めるために、アイスノンやアイスパック、冷却材などをタオルで巻いて患部を冷やします。
直接当てると肌を傷める原因になるので、タオルは必ず巻いてくださいね。
冷感湿布を貼る
痛みがある時は、鎮痛効果のある湿布などもおすすめですが、肌の弱い人は長時間貼るとかぶれてしまうので注意して下さい。
出来るだけ動かさない
次章でも紹介しますが、炎症を抑える事が重要ですので、痛みが引くまではマッサージやストレッチなどは控えてください。
痛みがない方向からじわっと優しく動かすことで、動かせる範囲を広げる事は大丈夫です。
脇の下の血行を良くする
首の炎症を改善する効果がありますが、痛みがひどい場合は絶対に無理をしないでください。
【やり方】
- リラックスして手をダラリと下げた状態から首の痛む方へ、無理なく手を上げていく。
- 止まったところで20秒数える。
- 肘を90度よりやや外側広めに曲げた状態で前方に持ち上げて、上がり切ったところで20秒数える。
- 3セット~5セットほど続けると固まった神経がほぐれて首が動かしやすくなる。
ツボを押す
効果が出やすく、ちょっとした合間に患部を動かさないままケアできるのでおすすめですよ。
押すと痛い所を、「痛いけど気持ちいい」くらいの強さでゆっくり押したり離したりを繰り返します。
回数に制限はないので、こまめに押してあげるといいですね。
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- 落枕(らくちん)
手をグーの状態にした時に出っ張ってくる、人差し指と中指の骨の間から少し手前に下がったあたりにあるくぼみです。
- 風池(ふうち)
後頭部の首と頭の境目のあたりにあります。
頭痛や肩こり、目鼻の痛みにも効果が期待できます。
- 大椎(だいつい)
首やのどの痛みに効果があり、首を下向きに曲げた時に出てくる骨のすぐ下にあるくぼみです。
- 合谷(ごうこく)
【万能のつぼ】と呼ばれていて、様々な効果が期待できます。
親指と人差し指の骨の付け根あたりにあります。
- 労宮(ろうきゅう)
手を握って中指の先が当たる部分付近にあります。
ストレスや緊張をほぐし、リラックス効果を期待できます。
疲労回復にも効果があると言われています。[/su_list]
どの治療方法も個人的にオススメですが、ひどい痛みが続く場合はまず安静にしてください。
1週間以上も痛みが続く場合は、寝違えではないことを疑って、私なら病院に行きます!
寝違えはどうして起こる?その原因は?
突発的な原因
- 寝ている時の無理な態勢が原因
- 持続的な衝撃や圧迫が「頸部」「肩甲骨部分」に加わって炎症を起こす
- 長時間同じ態勢でいる事で筋肉が固まる状態と似ている
- 睡眠中は寝返りによって良い態勢を整えようとするが、うまく態勢を整えられなかった
- 枕の高さが自分にあっていないと、無理な態勢が続きやすくなる
- 疲れきって熟睡すると、寝返りを打ちにくくなる
- お酒を飲みすぎて、泥酔したまま寝てしまう
長期的な原因
リウマチや肩こりが続いて慢性化していると、その個所を無意識にかばうような態勢で寝てしまうので寝違えやすい。
あなたに当てはまりそうな原因がありましたか?
寝違えて首が痛い時のNG行動とは!
無理に曲げる
筋肉やその部分の炎症で硬直状態になっているので、痛みを我慢して動かすのは逆効果です。
マッサージをしてみる
炎症が起きている部分に無理な刺激を与える事になります。
肩こりや首のコリが原因だと勘違いしてしまうと、自分でマッサージやストレッチをしてしまいがちですが、血行が良くなると炎症を悪化させて逆効果になってしまいます。
長風呂
肩こりなどの筋肉のコリは温める事で改善しますが、寝違えは炎症が起きている状態なので、入浴で患部や体を温めると悪化する事があるそうです。
逆に、普段の入浴は体の冷え予防になり、全身をリラックスさせ、固まった筋肉を緩和するので、寝違えを予防するのに効果的です。
寝違え!快復までの期間は・・
ほとんどの場合、寝違えは突発的に起こる事だと言えそうですね。
突発的、急性的に起こる寝違えの場合、長くても1週間~10日ほどで改善に向かいます。
その間に無理をしてしまうと、悪化してさらに長引く原因になってしまうので、注意して過ごさないといけないですね。
また、上でもお話ししましたが、長期間にわたる痛みや、頻繁に寝違えが起こる場合は、絶対にお医者さんに相談すべきです。
素人判断は危険!と肝に銘じておきましょう。。。お互いに!