なんだか鼻の奥に違和感・・・。
イヤな臭いまでする・・・。
ただの鼻づまりかな?風邪のひき始めかな?
そのうち治るかな・・・。
こんな症状でお悩みの方、その症状はどれくらい続いていますか?
鼻の奥に感じる違和感やイヤな臭いには、単なる鼻の炎症や風邪ではなく、違う病気が原因の場合も考えられるんです。
ひどい方になると頭痛に悩まされる場合も!
そんな、鼻の奥に感じる違和感やイヤな臭いの原因と対策についてまとめてみました。
※素人目線での見解になりますので、専門的な情報が必要な場合はスルーしてくださいませ。
鼻の奥に違和感!イヤな臭いを感じる原因とは?
鼻の中は粘膜で覆われています。
粘膜は通常は湿っているものですが、乾燥することで鼻の奥に痛みを感じることが多くなります。
これは、空気の乾燥や、鼻のかみすぎなどによる粘膜の炎症、風邪のひき始めによっても起こる症状です。
ですがその痛みとは違い、心配なのがイヤな臭いを感じる鼻の奥の痛み。
これは、ある病気のサインであるとも考えられています。
それは、「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」。
鼻の奥で炎症が起こり、それによって膿(うみ)が発生してイヤな臭いの原因となっていると考えられます。
副鼻腔炎とは
鼻の穴の内部のことを「鼻腔(びくう)」と呼びます。
鼻腔周辺には骨で囲まれた空洞が左右に4つづつあり、それぞれが鼻腔とつながっています。
この空洞部分のことを「副鼻腔(ふくびくう)」といいます。
鼻腔や副鼻腔の中は粘膜で覆われていて、その粘膜に起きた炎症が「副鼻腔炎」です。
鼻の奥の違和感や臭い!頭痛の関係は?
副鼻腔炎は、風邪から引き続いて細菌が感染し、発症することが多いといわれています。
疲労や病気などで、体の抵抗力が低下しているときに発症しやすくなります。
初期症状としては、痛みと鼻水です。
副鼻腔は、頬の奥・目の内側・目の上・目の内側の奥にあります。
イヤな臭いのする鼻水も苦痛ですが、頭痛や、頬や目の内側、おでこなど、炎症を起こした箇所によって頭部や顔に痛みを感じます。
細菌が副鼻腔で繁殖することで急性の炎症を起こし、結果として副鼻腔内に膿がたまります。
この膿が臭いの原因であり、副鼻腔の炎症が頭痛の原因と言えそうです。
ちなみに、この副鼻腔炎が慢性化したものが「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれるものです。
蓄膿症は、急性副鼻腔炎を繰り返すうちに慢性化したものが多いと言われています。
蓄膿症になると、濃い鼻水や鼻づまり・頭痛のほかにも、悪臭にも悩まされる場合が多いそうです。
長引く鼻の違和感や臭いを感じたら、早めに耳鼻咽喉科へかかることを検討してみてください。
鼻の奥の違和感と臭い、頭痛の対策は?
鼻の奥の臭いと頭痛から考えられる副鼻腔炎。
この副鼻腔炎の対策としては、ずばり耳鼻咽喉科を受診することをオススメします!!(きっぱり!)
「なんだよ~!とりあえずの方法として知りたいのに、病院に行けって・・・(▼へ▼メ)オラオラ」
というお気持ちは重々わかっておりますが、あえて言わせていただきます。
すでに鼻の奥の違和感だけではなく、イヤな臭いを感じ、頭痛も起こっているということは、ただの鼻づまりと軽く考えるのは心配過ぎます!
市販の点鼻薬や、鼻うがい、蓄膿症のお薬などのセルフケアの方法もありますが、臭いや頭痛をともなうような場合には、まずは受診していただきたい。
慢性化を避けるためにも!
耳鼻咽喉科では、鼻腔や副鼻腔にたまった鼻水の吸引や、食塩などのよる鼻洗浄をおこないます。
これにより鼻の通りがよくなったら、ネブライザーと呼ばれる噴射器で、抗生物質などのお薬を鼻の中から副鼻腔に送り込む治療になるかと思います。
また、症状に適した飲み薬での抗生物質による治療などもおこないますので、慢性化というリスクを避けるためにも、ぜひ病院を受診することをおすすめします。
その症状に応じて、今後、市販のお薬も検討する・・という順序がベストかと思います。
また、自分でできる予防や対策としては、気になる季節は特に、マスクでウィルスの侵入を防ぐことです。
風邪から引き続いて発症するケースも多いため、体の免疫力を保つことも大切な予防法のひとつになります。
偏った食事にならないよう栄養バランスに気をつかったり、不規則な生活やストレスをためこむことのないよう、適度な運動をしながら健康的な暮らしを意識しましょう。
当然のことのようで、一番難しい生活習慣の改善。
他の病気からも身を守ってくれますので、少しでも意識してみると良いでしょう。
さいごに
鼻づまりは苦しいものですが、それが頭痛をともなったりイヤな臭いがするとなると尚更辛いものです。
特に臭いは、周りの人にも臭っているのでは・・・と不安になり、精神的にも気持ちのいいものではありませんよね。
日頃からの予防や対策をしっかりとおこない、それでも異変や違和感を感じた場合には、早めに適切な処置をうけて長引かせないことが肝心!
早め早めの対策がカギですよ!!